8回岩手建設職人のつどい・あいさつ大要(10.5.23

 

8回建設職人のつどいにご参加の皆さん。ご苦労様です。日本共産党の県会議員、斉藤信でございます。日本共産党を代表して心からの連帯のあいさつを送ります。

今、日本をめぐる情勢は激動しています。昨年の総選挙で自民党・公明党の政治を終わらせたことは歴史的な意義をもつものでした。しかし、民主党中心の鳩山政権が誕生して8カ月がたちましたが、政治を変えてほしいという国民の願いは裏切られ、期待は今や失望から怒りに変わっています。

その理由は国民が期待した問題で次から次に公約を破り続けていることです。普天間基地問題の混迷と逆流、後期高齢者医療制度の継続、そして「政治とカネ」問題など、今までの古い政治と変わらない実態に国民が怒りを感じているのではないでしょうか。

政治を変えたいと願う国民の願いこそ政治を変える原動力です。来るべき参院選挙で政治をさらに前に進めようではありませんか。

さて、かつてない経済危機のもとで、国民の暮らし、建設労働者の仕事と経営を守る課題は、待ったなしの緊急重要な課題です。この点で二つの課題に皆さんとともに取り組みたいと思います。

一つは、住宅リフォーム助成事業を県と全市町村で実施させることです。

昨年は県内9市町村で実施され、415件、5177万円の補助で83187万円の事業となりました。とくに八幡平市では、148件、2846万円の補助で18120万の事業となりました。今年度は、15市町村に広がり、512日現在で975件、9887万円の補助で工事額が66771万円となっています。

とくに新たに実施した宮古市では、520日現在、1041件件、工事額48500万円の事業となっており、爆発的な反響を呼んでいます。5000万円の予算が1億円となり、さらに積み増しされようとしています。宮古市では20万円以上の工事が対象で、定額10万円の補助という制度です。

また、隣の秋田県では、県として住宅リフォーム助成事業を実施し、41か月で県分が2539件、16市町村が1674件、合計補助額6億円、工事額585000万円よとなっています。

厳しい経済情勢のもとだからこそ、要求もあり実効性も証明されている住宅リフォーム助成事業を県と全市町村に広げて、仕事を増やそうではありませんか。

二つ目の緊急課題は、下請け単価・労賃を生活できる適正な価格とする公契約法・公契約条例の制定をめざすことです。

最後に、皆さんの建設国保は建設労働者と家族を守る命綱です。3割負担で受診抑制が引き起こされていますが、建設国保が皆さんの負担を軽減していることは、全体がめざすべき方向です。不当な攻撃を打ち破り、建設国保を守り抜くたたかいをさらに広げましょう。

建設労働者の皆さんのたたかいが、さらに前進し成果を上げることを期待してともに闘う決意を述べ連帯の挨拶といたします。