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《2014年12月22日》
「被災者の命とくらしを守る大震災からの復興」、「子どもの医療費助成の拡充を」
達増知事に2015年度岩手県予算に関する申し入れ


 12月22日、達増拓也知事に、2015年度岩手県予算に関する申し入れを行いました。これには菅原則勝県委員長、私と高田一郎県議、小選挙区候補として奮闘した菊池幸夫、吉田恭子県常任委員が参加しました。
 菅原県委員長が、4度目の寒い冬を迎えている被災者の命とくらしを守る復興の取り組みについて、総選挙でも復興ビジョン2014を掲げて取り組んだと紹介し、被災者の立場に立った復興の取組を進めるよう求めました。私から、2015年度岩手県予算に関する申し入れのとくに強調したい点を説明しました。一つは阪神大震災での「孤独死」が1000人を超えていることを指摘し、被災者のいのち守る取り組みを進めること。とくに、仮設住宅団地と復興公営住宅に支援員を配置し、絆・コミュニティの確立に取り組むこと。二つ目に被災者の最も切実な住宅の再建に県が現行100万円の補助をさらに支援を拡充すること。三つ目に県議会で請願が採択された子どもの医療費の窓口無料化と中学生までの対象年齢の拡充をはかること。四つ目に賃金条項を持ち込んだ公契約条例の制定と県が骨子案を示した商工業振興条例ではなく、中小企業関係者が求める中小企業・小規模企業振興条例として条例の制定に取り組むべきことを強調しました。吉田、菊池の両県常任委員も総選挙で寄せられた被災者、県民、若者の要望を伝えました。
 達増知事は、「大変大事な項目を、包括的かつきめ細かく取り上げていただいた。参考にしながら調整を進めたい」と答えました。


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《2014年12月3日》
12月県議会に各界・各団体から切実な請願が提出される
子どもの医療費助成制度拡充を求める請願を提出

 12月3日、子どもの医療費助成の拡充を求める岩手の会は千葉伝議長にたいし、子どもの医療費助成制度拡充を求める請願を提出しました。これには斉藤県議はじめ無所属を含む全会派の県議が紹介議員に名を連ねました。
 請願では、@子どもの医療費を窓口負担のない現物給付にし、すべての子どもの医療費を中学校卒業まで全額助成することA現物給付方式を理由にした国民健康保険国庫負担金の減額措置を廃止するように国に対して要望すること―を求めています。
 参加者からは、「転勤で岩手にやってきて、窓口無料でないことに驚いた」「医療費がどのぐらいかかるのか気になり病院に行くのをためらってしまう」など、子どもが病気になったときにもお金の心配をすることなく必要な医療が受けられるよう訴えました。
 千葉議長は、「我々の会派でも、なぜ東北で岩手だけが窓口無料でないのかと議論になっている。全会派紹介議員となっておりしっかり県議会で議論されると思う」と答えました。

私学助成をすすめる岩手の会が61624筆の署名とともに請願

 私学助成をすすめる岩手の会(新妻二男会長)は千葉伝県議会議長にたいし、61624筆の署名とともに、私学助成を拡充させ、教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願を行いました。高田一郎県議などが紹介議員になりました。
 請願では、@私立学校(幼稚園、小・中学校、高校、専修学校、特別支援学校)に対する運営費補助を増額するA東日本大震災で被災した世帯の生徒を含む、すべての子どもたちが安心して私立学校に学べるよう、授業料減免補助と入学金減免補助を拡充するB耐震強度不足や老朽化した校舎の建て替えに対する補助制度の実現C国に、高校以下にたいする経常費助成増額と過疎特別助成の継続など国の私学助成制度を充実するように、意見書を提出する―など6項目を求めています。
 参加者からは、「修学旅行に全員が行けているわけではない。お金の心配なく学べる環境を」などの訴えがありました。
 千葉議長は、「これだけの署名を重く受け止めたい。それぞれさまざまな事情があって私学で学んでいると思う。可能な限り助成されるべきだと思う」と答えました。

日米共同訓練の中止、オスプレイの訓練参加の中止・配備撤回を求める請願

 オスプレイ配備撤回・訓練中止を求める岩手県連絡会(幹事団体:いわて労連・県平和委員会・県革新懇・県原水協・新婦人県本部)は千葉議長にたいし、日米共同訓練の中止、米軍輸送機オスプレイの訓練参加の中止・配備の撤回を求める請願を提出し、斉藤県議が紹介議員となりました。
 請願では、◇陸上自衛隊岩手山演習場・岩手駐屯地での日米共同訓練(1月下旬〜2月上旬に予定)を中止すること◇日米共同訓練へのオスプレイの参加を行わないこと◇オスプレイの岩手山演習場への分散訓練基地化を許さず、訓練・配備の全国展開をやめさせ、我が国への配備を撤回すること―を求めています。
 千葉議長は、「趣旨は理解した。県民感情もいろいろあると思う。しっかり検討させていただきたい」と答えました。


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《2014年12月1日》
子どもの医療費窓口無料に、中学生まで拡充を
「子どもの医療費助成の拡充を求める岩手の会」が3万筆余の署名を提出


 12月1日、子どもの医療費助成の拡充を求める岩手の会の代表が達増拓也岩手県知事あての署名・30654筆を提出し、子どもの医療費窓口無料化と中学生までの拡充を求めました。これには小野寺けい子川久保病院小児科医師など会の代表4人と子育て中のお母さん方が参加しました。私も同席し、千葉茂樹副知事が応対しました。
 子育て中のお母さんは、「病院へ行く前に財布を見る」「アレルギーの子どもの医療費は年間10万円かかる」「三重県から転勤で来たお母さんは医療費がかかることにびっくりしていた」「盛岡では小学生になると医療費がかかる」「アレルギーの子どもで小児科、皮膚科、耳鼻科にかかるとそれぞれ償還払いの申請書を書かなければならず大変」など切実な実態を訴えました。
 千葉副知事は、「3万余の署名を重く受け止め検討したい」「県市長会からも要望があり、現物給付と対象年齢の拡充について、市町村と協議をしている」「限られた財源の中で、すぐに中学生まで拡充することは厳しいが、現物給付化と対象年齢の拡充について協議し検討している」と答えました。