《2019年4月21日》
統一地方選挙後半戦―軽米・矢巾・西和賀で女性4氏全員当選
統一地方選後半戦で、岩手県内では、3町議選に立候補した日本共産党の4氏が全員当選を果たしました(西和賀町は無投票当選)。
軽米町議選では定数12(2減)を15人が激しく争い、江刺家静子氏(71)=新=が5位で当選。470票(前回比141票増)で古舘機智男町議の議席を引き継ぎました。
当選の知らせが入ると、集まった党員や女性後援会「たんぽぽの会」の人たちが歓声を上げました。立候補表明から1カ月の短期決戦を勝ち抜いた江刺家氏は、支援に感謝。消費税増税中止、国保税軽減、県立軽米病院への眼科・耳鼻科新設など「最後まで政策を訴え、町民から期待を感じた」と述べました。
70代の女性後援会員は「議会には静子さんが絶対に必要だと、がんばった。共産党が嫌いな人も『党派を超えて町を良くする候補を選ぶ』と支持してくれた」と話しました。
矢巾町議選(定数18、立候補20人)は川村よし子(66)、小川文子(66)=ともに現=の両氏が現有2議席を確保しました。
《2019年4月19日》
市民アクション岩手の会が19日デモ
4月19日、「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション岩手の会」は、盛岡市で9条改憲ストップと安倍政権の早期退陣を訴える毎月定例のデモ行進に取り組みました。100人が参加し、「石割桜」の開花を見に来た観光客にも手を振ってアピールしました。
出発前に、憲法改悪反対県共同センターの金野耕治事務局長らがあいさつしました。
金野氏は、大阪12区と沖縄3区の衆院補選(21日投票)では安倍自公政権に市民と野党が共闘してたたかっており、「ここでの野党共闘の勝利は9条改憲阻止のためにも大事だ」と強調。政権与党内からも消費税10%増税への動揺が始まったと紹介し、参院選や地方選で安倍政権に厳しい審判を下そうと呼びかけました。
参加者らは「9条変えるな、政治を変えよう」「民意を無視する強行やめて」などのコールを繰り返し、繁華街を行進。沿道から注目を集め、デモの写真をスマホで撮る通行人もいました。
《2019年4月16日》
災害公営住宅の孤独死防止とコミュニティ確立に関する申し入れ
県土整備部長―「自治会へ入居者名簿提供できるよう取り組みを指示」
4月16日、県議団は、災害公営住宅の孤独死防止とコミュニティ確立に関する申し入れを行いました。八重樫弘明県土整備部長らが応対しました。
県内の災害公営住宅には、2月末現在で5050世帯・8935人が入居。そのうち65歳以上の高齢者を含む世帯が約61%、一人暮らし高齢者世帯は約32%となっており、2018年は前年の3倍となる18人の孤独死が発生しています。
申し入れでは、@この間の災害公営住宅での孤独死(累計34人)の検証を行い、その教訓を踏まえた取り組みを進めることA一人暮らし高齢者や支援が必要な入居者に対し、見守りとコミュニティ確立への支援を抜本的に強化―50戸以上の団地に生活支援相談員を配置し、100戸以上の団地には複数配置することB自治会に対し、知事答弁を踏まえ、入居者名簿の提供を行うための具体的な手立てを講じることC県の家賃減免制度の周知徹底と収入超過者への退去勧告を直ちに中止することD被災者の親の面倒を見るために、里帰りして同居している息子・娘に対し、世帯主の親が死亡した際に退去を迫ることがないよう早急に対応を改善すること―を求めました。
私は、自治会への入居者名簿の提供について、「2月県議会での『名簿提供の要請がない』という答弁は事実に反するもので、9月議会での「名簿提供できる」という知事答弁も否定するものと指摘し、真剣に取り組んでほしいと強く要望。八重樫県土整備部長は「災害時の要支援者への対応なども含め大局的な観点の質問に対して狭い見地で答弁してしまい反省している。名簿提供の要請があればすぐにでも提供できるよう組織的な取り組みを指示している」と答えました。
申し入れ文書とやりとりは「政策と活動」をご覧ください。
《2019年4月11〜12日》
月命日宣伝で桜田五輪担当大臣の暴言を厳しく批判
月命日の4月11日、昼には盛岡市ナナック前で菅原県委員長、県・地区委員会の方々と月命日宣伝に取り組みました。前日、桜田五輪担当大臣が「復興より高橋(ひな子)議員が大事」と被災地と復興に背を向ける暴言で更迭された件について、復興に背を向ける安倍政権の姿勢を示すものと厳しく批判し、暴言・失言を繰り返してきた桜田大臣をかばってきた安倍首相の任命責任は厳しく問われなければならないと訴えました。
頑張る釜石・宝来館に宿泊、震災体験談を聞く
午後3時に盛岡を出発し遠野から釜石道、三陸道を通って釜石北インターまで一直線、鵜住居復興スタジアムの前の整備された道路を通って根浜海岸の宝来館に到着しました。所要時間は2時間弱でした。高速道路の効果を実感しました。3月9日のNHKスペシャル「震災8年―がけっぷちでも頑張る女将と社長の奮戦記」で宝来館の女将が紹介されていたので、何とか応援したいとプライベートで妻とともに行ってきました。夕食は海の幸満載の料理、午後8時20分からは、月命日に行っているという「相撲甚句」を聞くことができました。相撲一家だった秋とその息子が津波の犠牲となったことをうたった藤原さんの相撲甚句、「釜石の奇跡」といわれた鵜住居小学校と釜石東中学校の生徒の避難の教訓をうたった甚句など心に響く甚句でした。手話付きの掛け声もありました。生徒たちの避難は毎年3月3日に避難訓練を行い、前日の地震の時も避難したとのこと。いつもやっていることをやっただけという生徒自身の言葉が印象的でした。
朝5時に目が覚めたら、快晴の下での素晴らしい日の出を見ることができました。朝食の後には、女将による震災の体験談を約40分聞くことができました。食事、震災津波の教訓を語る甚句、お話と魅力いっぱいの一泊でした。みんなで宝来館に行ってみてください。
大槌町安渡地区、赤浜地区の復興状況を見る
12日の午前中は、大槌町の被災者でもある中村公男さんご夫婦の案内で、大槌町安渡地区、赤浜地区の集落の復興状況を見てきました。赤浜地区は、専門家の協力を得ながら地区の住民自身でいち早く集落の復興計画を立てて取り組んできた地区です。その特徴は、集落全体で高台移転し、防潮堤は前のままの6mに抑え、高台から海が見える、海を監視できるまちづくりを進めたことです。区画整理事業で約12mかさ上げし、その上に防災集団移転事業が取り組まれています。すでに多くの住宅が再建されていました。災害公営住宅も戸建ての住宅で一体の集落となっています。しかし、用地の確保で苦労し、計画を修正しながら取り組まざるを得ず、防災集団移転事業は県内では最後となり、今日が引き渡しの日でした。
地域住民主体の復興、集落の再建の取り組みとして先進的な事例ではないかと感じてきました。
《2019年4月7日》
いわて市民ネットが「横沢たかのりさんと出会う市民のつどい」
4月7日、参院岩手選挙区勝利へ野党の共闘を呼びかける「いわて市民ネット」は、盛岡市で横沢たかのり野党統一予定候補を迎えた集いを開き、100人が参加しました。
ネットは前回参院選で、野党統一の木戸口英司参院議員の当選に尽力しました。
横沢予定候補は「私のおじは戦死している。日本が戦争を繰り返さないように安保法制は廃止すべきだ」と主張。生活費を切り詰めている障害者や高齢者、津波被災者など「弱い人に優しくない消費税10%増税は中止を」と話し、4野党が合意した10項目の共通政策を実現させると強調しました。
日本共産党の菅原則勝県委員長、社民党の小西和子県連合代表、自由党の郷右近浩県連総務会長があいさつ。菅原氏は、消費増税中止や忖度(そんたく)を許さない公正な政治など10項目の共通政策は全国に誇れる内容だと紹介し、横沢候補の必勝へ党をあげてたたかうと訴えました。
小西氏は「横沢候補を必ず押し上げよう」と力説し、郷右近氏は「今回の相手(自民党現職)は強敵だが、ひるまずにたたかう」と決意を語りました。
ネットから横沢候補に応援メッセージと花束が贈呈され、会場は拍手に包まれました。
《2019年4月6日》
共闘発展させ参院選勝利を 北上で前川氏迎え講演会1200人
4月6日北上市で、市民と野党の共闘を発展させ参院選勝利へ決起しようと、前川喜平氏(元文科事務次官)を迎えた講演会が開かれました。野党共闘を呼びかけてきた「きたかみ平和フォーラム」、労働組合、北上選出の地方議員の後援会がつくる実行委員会が主催し、1200人が参加しました。
前川氏は、忖度発言で塚田一郎国交副大臣が辞任に追い込まれたのは、安倍晋三首相の関与を自分が証言した加計学園問題を想起させたが、「こうした疑惑がボロボロ出てくるのがアベ政治だ」と批判しました。経済も外交も失敗した安倍政権は、国民分断の手法を取ってファシズムへの道を進もうとしていると警告。これを阻止するたたかいが大事だと訴えました。
野党統一の木戸口英司参院議員、参院岩手選挙区の横沢たかのり野党統一予定候補、日本共産党の鈴木健二郎北上市議、自由党の関根敏伸、国民民主党の橋元(はじめ)、無所属の佐藤ケイ子の各県議が登壇。野党共闘発展へ決意を示しました。
あいさつで横沢氏は、消費税10%への増税中止、大震災津波からの復興など4野党が合意した10項目の共通政策の実現へ力をつくすと表明。大きな拍手を受けました。