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《2022年4月20日》
達増知事にコロナ感染急拡大から県民の命と暮らしを守る緊急申し入れ
大型連休前に感染抑止の抜本的対策を


 4月20日、県内でコロナ感染が過去最多の432人(15日)を記録するなか、日本共産党県委員会と県議団は、達増拓也知事に対して、「コロナ感染急拡大から県民の命と暮らしを守る緊急申し入れ」を行いました。菅原則勝県委員長と3人の県議団が参加しました。
 菅原氏は、オミクロン株による幼児や児童・生徒の感染が急増しており、人の移動が活発になる大型連休前に対策を強化してほしいと語りました。
 私は、感染抑止のカギとなる3回目のワクチン接種が若い世代で進んでいないと指摘。科学的な根拠を示し、副反応への不安解消などテレビCMを含めた宣伝と啓蒙活動を強めるべきだと述べました。金曜日・夜間に集団接種をしている一関市に学び、具体策を講じてほしいと要望しました。
 また、高齢者施設などで定期的な検査を実施し、県民対象の無料PCR検査を5月以降も継続すべきだと提案。保健所体制の強化と緊急の全庁的な応援体制を構築してほしいと求めました。
 達増知事は「感染急拡大を踏まえた対策をまとめてもらった。3回目ワクチン接種や検査の徹底に取り組む」と答えました。
 
 申し入れの全文は「政策と活動」をご覧ください。


《2022年4月12日》
佐々木朗希投手(陸前高田市出身、大船渡高校卒)が完全試合達成
しんぶん赤旗コラム「潮流」より


 明るさと元気をくれる偉業です。プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手が10日、完全試合を達成しました。「1年間結果を出すことが求められている。切り替えてがんばりたい」。一夜明けても謙虚な姿勢は変わりません。
 記録ずくめの快挙でした。完全試合は28年ぶりで、20歳5カ月は史上最年少。まだプロ14試合目、初の完投試合でもありました。
 大きく足を上げるダイナミックなフォーム。最速164キロの速球を軸に三振の山を築き、13者連続はプロ野球新記録。1試合19奪三振も日本タイ記録です。スポーツ紙には「球史の怪物」の言葉も躍ります。
 本格的に野球に取り組み始めた9歳のとき、東日本大震災に遭いました。岩手県陸前高田市の家は流され、父と祖父母を失います。「悲しいことではあったのですが、いまに生きている」。つらさを乗り越えここまで。いつも控えめな発言で、コツコツと努力する人柄も自身を支えます。
 周りの“アシスト”も見逃せません。大船渡高校時代の國保陽平監督は、甲子園目前の岩手県大会決勝で、「故障を防ぐため」と連投を回避。批判を浴びつつも信念はゆらぎませんでした。ロッテのコーチ陣も長い目でみつめ、入団後は体づくりに専念させました。いまも無理はさせません。ともに目先の勝利より豊かな未来を見すえた英断です。
 まだまだ成長途上です。その可能性ははかりしれません。こんな夢をくれる選手の陰に、周りの人々の忍耐と勇気、豊かな知性があることにも思いをはせたい。

 4月12日付・しんぶん赤旗「潮流」