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《2022年7月25日》
達増知事に新型コロナ第7波から命とくらしを守る申し入れ

 7月25日、日本共産党岩手県委員会と県議団は達増拓也知事に対し、コロナ第7波から県民の命と暮らしを守る緊急の申し入れを行いました。菅原則勝県委員長、吉田恭子県副委員長、斉藤信、高田一郎、千田美津子の各県議が参加しました。
 菅原氏は、県内でも22日に過去最多となる1051人の新規感染者が確認され、深刻な事態だと指摘。第7波は始まったばかりで命を守る対策を強めてほしいと述べました。
 私は、ワクチン接種が進んでいる一関市に学び、夜間・金曜日の集団接種や対象者への丁寧な対応を行うべきだと強調。高齢者や基礎疾患のある人、医療従事者、高齢者施設従事者の4回目ワクチン接種に取り組んでほしいと求められました。
 高齢者施設、教育・保育施設、学校での定期的なPCR検査や、抗原検査キットの無料配布が必要だと指摘。県民対象の無料PCR検査を8月以降も継続してほしいと語りました。夏祭りなどでは感染防止対策を徹底し、「対策が不十分な場合は見直し・中止の検討を」と提起しました。
 達増知事は、現役や若い世代のワクチン接種は重要だと回答。高齢者施設での一斉検査を進め、県民対象の無料PCR検査は続けると説明しました。

 申し入れの全文は「政策と活動」をご覧ください。


《2022年7月24日》
参院選後最初の地方選挙の花巻市議選
日本共産党は現有3議席を守り抜く


 参院選後、岩手県内で初の地方選となった花巻市議選が7月24日投開票され、日本共産党の照井明子(67)、桜井肇(71)、久保田彰孝(71)の3氏=いずれも現=が当選し、現有3議席を守り抜きました。定数26に新人11人を含む31人が立候補したかつてない大激戦を制しました。
 3氏の得票の合計は3540票(得票率8.06%)で、前回比では減らしましたが、直近の参院選と比べて1484票(同3.67ポイント)増やしました。
 市内でもコロナ感染が爆発的に拡大するなか、3氏は市民の命を守るために、検査体制の抜本的強化や3回目のワクチン接種の加速を訴えました。
 3氏はまた、物価高騰対策として▽国保税の1世帯2万円の引き下げ、子ども均等割免除▽学校給食費の半額化▽国民年金で入れる特養ホームの増設▽水田活用交付金削減の中止ーに取り組むと主張しました。
 党の政策や実績を知った市民からは「コロナ対策を何とかしてほしい」「特養ホームの増設をぜひ」「高校生までの医療費助成を実現させた共産党に投票する」などの期待の声が寄せられました。
 共産党花巻市委員会は「市議選勝利で参院選からの反転攻勢の第一歩に」を合言葉に、宣伝と対話・支持拡大で最後まで猛奮闘しました。
 3氏は25日昼そろって街頭に立ち、公約実現の決意を語りました。照井氏の知り合いが通りかかり、「医師不足の解消に力を貸してください」と早速要望を寄せました。


《2022年7月24日》
第6回食と漁の地域未来フォーラムが陸前高田市で開催される
地元の青年漁師が漁業改革について発言


 7月24日、第6回食と漁の地域未来フォーラムが陸前高田市のコミュニティホールで開かれ、私も参加してきました。今回のテーマは、SDGs目標14「海の豊かさを守る」について共に考える―です。
 滝沢英輝氏(岩手漁民組合役員・JCFU共同代表)が主催者あいさつし、鈴木正男氏(千葉県沿岸小型漁協組合長)と菅野陸前高田市水産課長が来賓あいさつしました。仁平章氏(茨城大学客員研究員・北日本漁業経営学会理事)が「持続可能な発展目標と小規模漁業国際年」のテーマで報告。小規模家族農業・漁業が全経営体の9割以上、食料の8割を生産していると述べました。栗原春樹氏(21世紀の水産を考える会)は、東京電力福島第一原発事故の汚染水の海洋放出をやめさせるために、@地下水流入をストップして汚染水を増やさないこと。A海洋放出に代わる手段で汚染水を管理・処理することを指摘しました。
 千葉県沿岸小型漁船漁業協同組合の鈴木正男組合長と今井和子さん(沿岸漁民応援イラストレーター)がキンメダイの資源確保・禁漁期間の徹底に40年来取り組み、2019年には静岡県を抜いて金目の水揚げ量日本一となったことをイラストを使って報告しました。SDGs県認証を受けています。

岩手の青年漁師が漁業の改革と働き方改革に挑戦

 陸前高田市の青年カキ漁師は、カキの養殖は海面から7メートルに2〜3年かけて養殖するが、海面から1〜2メートルで養殖すれば貝などのごみも付着せず1年で可能となるとカキ養殖の改革に取り組んでいると報告。大船渡市越喜来の青年漁師は、漁業の働き方改革について、ホタテ漁に取り組んでいるが、深夜12時に出漁して早朝5時に出荷する仕事はつらい、流通の都合によるものだが、日中に出漁して陸上畜養で付加価値をつけることができれば働き方改革もホタテの価値も上げることができると報告しました。岩手の青年漁師の意欲ある取り組みに、岩手の漁業に希望があると感動させられました。
 フォーラムの前に、カモシーに寄り、おいしいと評判の手作りパンを購入、津波伝承館を見学、防潮堤カラマツ林の育成状況と海水浴の状況をスマホでパチリ、陸前高田市役所の展望ロビーから中心市街地の復興状況を見てきました。


《2022年7月16日》
原発ゼロ、憲法が生きる政治へ
再選を果たした岩渕参議院議員が来県し街頭演説


 7月16日昼、参院選で2期目の当選を果たした日本共産党の岩渕友参院議員は、盛岡市のJR盛岡駅前で街頭演説を行い、支援への感謝と今後の決意を述べました。強い雨のなか、駆け付けた聴衆から大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
 岩渕氏は、参院選で改憲勢力が国会の3分の2以上を占める結果になったが、有権者は改憲を望んでいないと指摘。国民運動と結んで9条改憲を阻止し、憲法が生きる政治を実現すると訴えました。
 岩渕氏は、東京電力元役員4人に13兆円の賠償を命じた東京地裁判決(13日)が出た直後に、岸田首相は最大9基の原発の稼働を指示したと批判。福島原発事故は終わらず、汚染水も増え続けていると告発し、「国が原発ゼロを決断してこそ地域での再生可能エネルギーの普及が進みます。気候危機も打開できる」と語りました。
 比例候補として大奮闘した吉田恭子さん(党岩手県副委員長)は、「国民の苦難あるところに共産党あり」が立党の精神だと紹介し、公約実現に取り組むなど力を込めました。
 演説を聞いた70代女性は「岩渕さんの貴重な議席を守れて本当によかった。原発ゼロはもちろん幅広い分野で頑張ってほしい」と期待を寄せました。


《2022年7月11日》
参議院選挙―日本共産党は比例で3議席、東京選挙区で勝利し計4議席を獲得
福島県出身、いわぶち友さんの議席を守り抜く


 7月11日朝、比例代表候補として県内をかけめぐった吉田恭子さんとともに県庁前で定例の早朝宣伝に立ちました。吉田恭子さんは、参院選での支援に感謝の意を表しつつ、引き続き平和、くらしを守るために奮闘する決意を述べました。
 日本共産党は、全国的には比例代表選挙で361万8,342票、得票率6.8%を獲得し、田村智子、いわぶち友、にひそうへいの3氏が当選しましたが、議席を5から3に後退させました。選挙区選挙では大激戦の東京選挙区で山添拓候補の議席を守り抜き、沖縄ではオール沖縄のイハ洋一候補の当選を勝ち取りました。
 岩手県では、比例7万票(得票率12%以上)の目標達成へ最後まで力をつくしましたが、3万6250票(得票率6.64%)にとどまりました。2021年総選挙と比べて1万2284票減(得票率1.38ポイント減)でした。九戸村と野田村が総選挙比で得票数を増やしました。
 自民党新人との大激戦となった選挙区(改選数1)では、野党統一候補の現職、木戸口英司氏(58)=立憲民主党=が24万2174票を得たものの、2万2248票差で惜敗しました。
 木戸口氏は選挙戦で、物価高騰対策として消費税の5%減税を実施し、水田活用交付金削減を中止させると強調。野党共闘で「岩手を守り、日本を変える」と訴えました。達増拓也知事も各地で応援に立ちました。
 日本共産党は比例5議席獲得と木戸口氏勝利をめざして奮闘。木戸口氏の遊説先に多くの党員がかけつけ、地方議員が応援演説をしました。志位和夫委員長を迎えた街頭演説(5月29日)では木戸口氏も一緒に訴えました。


《2022年7月6日》
平和と暮らし守り、共闘を進める日本共産党を伸ばして
盛岡市で穀田国対委員長を迎えた街頭演説に250人


 7月6日、日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員が、盛岡市で開かれた決起集会と街頭演説に駆け付け、「平和と暮らしを守り、共闘を進める共産党を勝たせてほしい」と比例5議席獲得への支援を呼びかけました。
 穀田氏は、軍事費2倍化や9条改憲など戦前の「大政翼賛会」を思わせる危険な状況がある中で、反戦平和を貫き、党名を100年間変えなかったのが共産党だと強調。「共産党を躍進させ、平和で9条が輝く日本の実現を」と訴えました。
 共産党は市民と野党の共闘を大事にし、岩手選挙区の野党統一候補・きどぐち英司氏の再選へ奮闘していると紹介。「比例の支持をさらに広げ、野党共闘の先進地の岩手から共産党を伸ばそう」と力を込めました。
 吉田恭子比例候補も決意を述べました。
 演説に感激した74歳の女性は「共産党は国民のことを本当に思ってくれている。神戸や大阪の親戚に支持をお願いしたが、友人にも声をかけたい」と話しました。八幡平市から来た70代の男性は「あと10人、15人と対話する」と語りました。
 穀田氏は奥州市でも街頭演説に立ち、花巻市では参院選・市議選勝利をめざす決起集会に参加しました。