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《2023年5月30日》
日本共産党岩手県会館の完成を祝う会開く
地域の防災・減災の拠点、ジェンダー平等、再エネ・省エネの理念込めて


 5月30日、「日本共産党岩手県会館」完成を祝う会が盛岡市本町通の同会館内で開かれました。各界代表や地元の八日町町内会・商業振興会、建築関係者ら31人が参加。達増拓也知事も駆けつけ、お祝いの言葉を述べました。
 施主あいさつで菅原則勝県委員長は、1946年に結成された岩手の党組織が58年に全県的募金で本町通に事務所を構えたと説明。「達増県政の与党として県民の命と暮らしを守り、野党共闘を支え、前進させるセンター」の同会館をフルに活用し、6月からの市町村議選、知事選と県議選の勝利へ全力を尽くすと述べました。
 達増知事は、共産党の歴史をしっかり踏まえた素晴らしい会館だと強調。「今年行われる選挙で大きな成果を出してほしい。私と一緒に岩手の課題を解決していきましょう」と期待を込めました。
 いわて労連の中野るみ子議長もあいさつ。施工主の三栄工業・三浦智一社長は「100年後も評価されるような会館に造りました」と語りました。立憲民主党、社民党の県代表らが来賓として紹介されました。
 多くのみなさんのご協力のもと完成した会館は、1階に盛岡地区委員会、2階に県委員会が入り、バリアフリー仕様、オールジェンダートイレ、再エネ・省エネに配慮した建物となっています。
 お気軽にお立ち寄りください。


《2023年5月29日》
衆議院比例東北ブロック候補に高橋ちづ子衆議院議員、吉田恭子さんを発表
吉田恭子さんが県庁で記者会見


 5月29日、日本共産党中央委員会は、衆院東北比例ブロック(定数12)の候補に高橋千鶴子衆院議員と吉田恭子氏(新=党岩手県委員会副委員長)の擁立を決めたのを受けて、党岩手県委員会は同日午後、県庁で記者会見に臨みました。
 菅原則勝県委員長は「岸田政権を解散に追い込み、憲法違反の大軍拡に審判を下し、政治の抜本的転換をめざす総選挙にしていく」と指摘。最短の場合には6月解散、7月投票という日程もありうる中で、「勝利に必要な準備をぬかりなく進める」と述べました。
 菅原氏はまた、同県委員会の候補者が比例の第一次発表となるのは初めてだと説明。高橋衆院議員の議席の絶対確保と吉田氏の議席獲得に全力をあげると強調しました。
 吉田氏は、岸田政権は国民の暮らしと憲法を壊し、東日本大震災津波からの復興にも背を向けていると批判。原発回帰をやめさせ、物価高騰から暮らしを守るために総選挙で勝利し、政治の転換を実現すると語りました。「高橋衆院議員の議席を必ず守り、私も岩手、東北から切実な願いを国政に届けるために頑張りたい」と訴えました。


《2023年5月28日》
市民と野党の共闘の源流、達増県政守り、前に進める共産党の必勝を
小池晃書記局長迎えた日本共産党演説会に約1000人


 5月28日、県民会館大ホールで小池晃書記局長を迎えた日本共産党演説会が開催されました。8月17日告示の岩手県知事選で5期目をめざす達増拓也知事の勝利と、同25日告示の県議選(投票日はいずれも9月3日)での党3予定候補の必勝、県都・盛岡市議選(8月6日告示、13日投票)など、東日本大震災の被災地の各市町村議選での党予定候補全員勝利を訴えました。
 県内各地から約1000名が参加し、会場いっぱいの聴衆で熱気に包まれる中、立候補予定者が紹介され、私も千田みつ子、高田一郎の両県議、庄子春治盛岡市議団長とともに決意を述べました。公務で参加できなかった達増知事がビデオメッセージを寄せ「オール岩手の力を合わせて復興を進めてきました。世界平和や地球環境に貢献できる岩手を目指し全力を尽くします」と訴えました。
 小池氏は、「大軍拡を進め、くらしも憲法も壊し、東日本大震災の復興に背を向ける岸田政権と自民、公明にこれ以上、日本の政治をゆだねるわけにはいかない。自公と一体に悪政を推進する、日本維新の会、国民民主党にも厳しい審判を」と力を込めました。
 小池氏は、安保法制=戦争法が強行された2015年に当時の野党党首が盛岡に集結し、初めて野党共闘で知事選をたたかうことを確認して自民党推薦の予定候補を立候補断念に追い込み、3期目の達増県政が実現した経過を語り、「これが『オール沖縄』のたたかいと並ぶ、市民と野党の共闘の源流だ。困難に直面している共闘の再構築のためにも、今度の知事選での勝利は全国的に大きな意味を持つ」と強調しました。
 さらに、憲法13条の幸福追求権の保障を根本理念にかかげて被災者・県民の立場に立った復興を進め、全国トップクラスの子育て支援と物価高騰対策などを実現した達増知事の実績を紹介。自公政権の大軍拡に明確に反対し、憲法9条を守る立場を明言している知事は、「達増知事とオール沖縄の玉城デニー知事だけだ」として、「この県政を『建設的与党』として支えてきた3人の党県議団を一人たりとも欠かすことはできない。勝利へ全力を」と訴えました。
 小池氏は、国がわずか1年半で打ち切った被災者の医療費免除の11年間継続や住宅建設への100万円補助などを県民の運動と結んで勝ち取った党県議団の値打ちを訴え、今年度から県内全市町村で高校生までの医療費助成が実現し、8月から現物給付になること等は、「県政を前に進める党県議団の頑張りがあったからこその実績だ」と強調しました。
 農業に話を進めた小池氏は、米価下落でコメ農家が苦しんでいるのに、国産米の2倍近い値段でアメリカからコメを輸入したり、エサ代の高騰で危機に直面する酪農・畜産に対しても、まともな支援をせずに外国から乳製品を輸入している自民党農政を厳しく批判。「歴史的な不漁で苦しむ水産業、加工業への支援も強める必要がある時に、三陸の漁業への深刻な打撃になる福島第1原発汚染水の海洋放出は絶対に許せない」と述べ、「『国を守る』というのなら、日本の食と環境、文化を支えてきた農林水産業を守るのが最も大事ではないか。価格保障と所得補償で、38%まで低下した食料自給率の大幅な引き上げを」と訴えました。
 小池氏は、岩手弁護士会が「敵基地攻撃は憲法9条違反」とする会長声明を発表したと紹介。しかし国会では、今後5年間で43兆円の軍事費を確保するための「軍拡財源法案」で、東日本大震災の復興所得税が流用されようとしているとし、「まるでだまし討ちだ。憲法も平和も被災地のくらしも壊す岸田政権の大軍拡・『戦争国家づくり』を止めよう」と呼びかけ、「国民の世論と運動で政権を包囲して解散・総選挙に追い込もう。岩手では達増県政を守りぬき、共産党予定候補の全員勝利で、復興をさらに前に進めよう」と力を込めました。

達増知事がビデオメッセージ
3人の県議団が決意表明


 達増知事が動画メッセージで、「ともに頑張りましょう」とガッツポースで呼びかけると、参加者らは大きな拍手で応えました。
 私は「全国に誇れる復興、全国トップクラスの子育て支援を進めてきた達増知事の勝利に向けて全力をあげる。達増県政の推進力となる党県議団の3議席を何としても確保させてほしい」と決意を述べました。
 高田県議は「原油価格・物価高騰対策の補正予算を求める共産党の申し入れを受け、達増県政は全国に先駆けて飼料購入費への補助を実施してくれた」と強調。
 千田県議は「県内で出産できる病院や診療所がない地域が増えている。医師確保へ努力してきた達増県政の継続を」と訴えました。

 私の演説大要はこちら→日本共産党演説会での演説大要.pdf


《2023年5月22日》
岩手県立みたけ支援学校のスクールバス運行の拡充を
保護者有志が県教育委員会に要請


 5月22日、岩手県立みたけ支援学校保護者有志(平井正史代表)は、県教育委員会にたいし、スクールバスの運行を高等部まで延長を求める要請を行いました。私と三田村亜美子盛岡市議が同席し、佐藤一男教育長らが応対しました。
 同校のスクールバス運行は中学部までとなっており、保護者からは高等部でもスクールバスを利用したいとの声があがっています。平井代表は、最寄りのバス停までだった送迎が直接学校までの送迎となることは保護者にとって大きな負担になると述べ、「安全面はもとより、子どものより良い発達のためにも、すべての希望者が利用できるよう必要な措置を講じてほしい」と求めました。
 参加した保護者からは、「子どもに公共交通機関を利用させることは難しい」「コロナ禍でバスの利用を控え、一時期自力で送迎したがとても大変だった」「新たな環境変化に子どもはとても敏感になる。ぜひ高等部でもバスの運行を」などの声が出されました。私も、県内の特別支援学校において、高等部でスクールバスを運行していないのはみたけ支援学校だけであり、子どもの学習権の保障する上でも実施すべきと訴えました。
 佐藤教育長は、「切実な声をいただいた。学校も交えてしっかり検討させていただきたい」と答えました。


《2023年5月14日》
ごみ処理広域化は「時代遅れ」
盛岡で市民フォーラム


 5月14日、盛岡市でごみ処理問題を考えるフォーラム(実行委員会主催)が開かれ、170人が参加しました。
 岩手県3市5町のごみを盛岡市の1カ所に運び、新たに造る大型焼却場で1日当たり500tも処理する計画が、住民世論を無視して進められています。
 講演で岩佐恵美さん(環境・資源・廃棄物問題研究家)は、政府の「2050年温室効果ガス実質ゼロ宣言」とプラスチック資源循環促進法ができたことで、ごみ政策に大転換が起きていると指摘。「1000億円もの大型焼却場建設をやめ、暮らしと福祉、教育に回せ」と訴えていこうと強調しました。
 盛岡市桜台の佐藤信安さん(県央ブロックごみ処理広域化計画の撤回を求める会代表)は、3市5町のごみ処理広域化計画がすでに時代遅れになっていると説明。「地域の特性を生かした焼却場の分散立地や、ごみの自区内処理が重要だ」と語りました。
 日本共産党の庄子春治盛岡市議(盛岡広域環境組合議員)は、2月に設立された環境組合の状況を報告。建設予定地(盛岡インターチェンジ付近)の地権者の斎藤常嗣さん(同計画の撤回を求める前潟・太田の会)は、用地取得の動きがまだ見えないと話しました。


《2023年5月8日》
敵基地攻撃能力は違憲
岩手弁護士会が会長声明


 5月8日、岩手弁護士会(山ア哲雄会長)は、岸田政権が進める敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有に反対する会長声明を発表しました。
 声明は、政府は憲法9条の下での自衛権発動を満たす3要件の一つに「必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと」をあげていると指摘。敵基地攻撃能力は他国の領域への攻撃を前提としており、「この点で憲法9条に違反している」と批判しています。
 声明はまた、集団的自衛権行使を認めた安保法制(2015年)に、相手国がミサイル発射に着手した段階で相手国の領域を攻撃する敵基地攻撃能力保有が加われば、「攻撃の範囲を時間的にも地理的にもはるかに拡大する」ことになると警鐘を鳴らしています。
 同弁護士会として、安保法制反対の会長声明を繰り返してきたと強調。立憲主義と憲法9条等の恒久平和主義の基本理念を堅持するために、「これらに違反する敵基地攻撃能力保有に強く反対する」と述べています。


《2023年5月3日》
G7議長国として核禁条約参加を
岩手県内の首長・議長の57%が賛同


 岩手県原水協が呼びかけた「G7広島サミット(19〜21日)開催にあたっての日本政府への要請署名」に対し、県と33市町村の首長・議長の57%が賛同したことが3日までにわかりました。日本原水協の外務省要請(5月10日)に呼応した取り組みです。
 岩手では県議会と33市町村議会が、日本政府に核兵器禁止条約の参加を求める意見書を可決しています。
 県原水協は3月末、署名への賛同を求める要請書を県と33市町村に郵送。要請書では▽G7サミット議長国の日本政府は禁止条約への支持と参加の意思を率先して示すべきだ▽ウクライナ侵略など核戦争の危険が高まるなか、住民の命と暮らしを守り、不安を解消する自治体の役割はさらに重要になっている―と強調しました。
 ファクスやメールで18人の首長と21人の県市町村議長が署名を寄せました。一言メッセージ欄に「核兵器のない世界平和は、命を大切にする、したいと思う不断の努力が必要だ」「人々が安心して暮らせる世界に」と書いた首長もいました。
 県原水協の吉田博事務局長は「県内で半数の首長と議長が自ら署名したことを重く受け止め、岸田首相は被爆国の役割を果たすべきだ」と話しています。


《2023年5月3日》
憲法施行76年―市民アクションが憲法集会ひらく
9条生かした外交こそ


 5月3日、岸田政権による憲法9条改悪、敵基地攻撃能力保有と大軍拡を阻止しようと、「9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会」は、盛岡市で憲法集会を開催しました。インターネットの視聴と合わせて、240人が参加しました。
 日弁連前副会長の吉田瑞彦弁護士が、「憲法が持つ力」と題して講演。憲法9条を守るためには「国民の不断の努力」がいまこそ必要だと指摘しました。国家権力に忖度しない「自立した市民」をめざして、学び、行動し、社会に関わろうと呼びかけました。
 来賓で立憲民主党の横沢高徳参院議員(野党統一)、日本共産党を代表して斉藤信が、社民党の久保孝喜県連合副代表があいさつ。私は、岸田政権が岩手駐屯地を含めた全国300の自衛隊基地の強靭化計画を進めていると語り、「9条を生かした外交で日本とアジアに平和を」と強調しました。
 達増拓也知事などから連帯のメッセージが寄せられました。
 その後市内をデモ行進し、プラカードやこいのぼりを振ってアピールしました。
 集会後には、クロステラス前で憲法記念日にあたっての街頭宣伝を、菅原則勝県委員長、神部伸也・鈴木努両盛岡市議とともに行いました。


《2023年5月1日》
第94回メーデー岩手県中央集会が開催される
日本共産党を代表して来賓あいさつ

 5月1日、盛岡市の岩手公園広場で第94回メーデー岩手県中央集会が開催され、500人が参加しました。
 「平和、憲法」と書かれた戦国武将のかぶとや、「徴兵の電子化見越し 振るマイナ」との川柳プラカードが登場。参加した56歳の女性=いわて生協労組=は「物価高騰で本当に大変だ。時給をあと1000円上げてほしい」と話しました。
 中野るみ子実行委員長は、危機に乗じた敵基地攻撃能力の保有は憲法9条に違反すると批判。「岸田政権は戦争する準備に突き進むな。命と暮らし、平和と民主主義を守れ」の声をあげようと呼びかけました。
 達増拓也知事(メッセージ)、立憲民主党の横沢高徳参院議員(野党統一)、斉藤信も来賓あいさつ。私は自民、公明と維新、国民の4党が悪法を強行していると語り、「各分野のたたかいで岸田政権を包囲しよう」と訴えました。
 集会後、参加者らは市内をデモ行進。沿道で激励する高齢の男性もいました。