《2024年5月30日》
達増知事に党の大会決定集と外交提言を贈呈し懇談
都知事選での「オール東京」のたたかいにも期待
5月30日、日本共産党岩手県委員会の菅原則勝県委員長と吉田恭子副委員長(衆院比例東北ブロック予定候補)が達増拓也知事を訪問。党の第29回大会決定集(「前衛」4月臨時増刊)と、「東アジアの平和構築への提言―ASEANと協力して」のパンフレットを贈呈し、和やかに懇談しました。
党大会決定集には、達増知事が寄せた連帯メッセージ全文が掲載されています。
菅原県委員長は、党大会ではASEANの取り組みに学び、東アジアで平和をつくる「外交ビジョン」を明らかにしたと強調。それを発展させた「提言」の講演会には、各国の駐日大使・外交官とともに自民党などの国会議員も出席したと述べました。また、党大会では、◇末期的状況の自民党政治を終わらせる国民的運動と党の任務◇社会進歩の事業で党が果たす役割◇「人間の自由」が全面的に発展する社会主義・共産主義の魅力―も新たに解明したと紹介しました。
達増知事は、世界で戦争や紛争が絶えない中、(政府が)平和構築のビジョンを持っていないのはダメ。共産党の提言は良いと思います」と語りました。
懇談では東京都知事選挙の話におよび、「オール東京」の候補者として出馬表明した蓮舫参議院議員への期待の声も出されました。
《2024年5月26日》
立憲民主党岩手県連大会で菅原県委員長があいさつ
自民党政治終わらせるためにともに奮闘を
5月26日、立憲民主党岩手県連(佐々木順一代表)の2024年定期大会が盛岡市で開催され、野党共闘を進めてきた日本共産党岩手県委員会、社民党県連合、国民民主党県連の代表と、達増拓也知事が来賓あいさつを行いました。
共産・菅原則勝委員長は、自民党を崩壊過程まで追い詰めたのは「しんぶん赤旗」日曜版の裏金事件のスクープと国会論戦、4月の衆院3補選で自民党を全敗させた国民の憤激だと指摘。総選挙では野党共闘の源流の一つと言われる岩手から、腐敗政治と大軍拡をやめない自民党政治を終わらせるために「ともに奮闘しよう」と決意を述べました。
社民・木村幸弘代表は「岸田政権による日本の軍事化を許さない」と訴え、国民・軽石義則代表は「県民目線の県政運営の観点から知事選(23年9月)に取り組んだ」と語りました。
岩手選出の国会議員があいさつ。小沢一郎最高顧問・衆院議員は「『国民の生活が第一』の政治を実現する原点に立ち返り、野党が力を合わせれば政権交代は必ずできる」と強調しました。
横沢高徳参院議員は「農業基本法改定案の審議が大詰めを迎えているが、国は現場の実態が見えていない」と批判しました。
《2024年5月21日》
盛岡市で農村基本法改定案についての地方公聴会
紙智子参議院議員らが発言
5月21日、参議院農林水産委員会は、食料・農業・農村基本法改定案についての地方公聴会を盛岡市で開きました。岩手大学の横山英信教授、コメ生産や黒毛和牛の一貫生産を手がける西部開発農産(北上市)の照井勝也社長、全農県本部の高橋司本部長、産直を運営する賢治の土(盛岡市)の畠山武志代表取締役の公述人4氏が意見陳述し、コスト増加分を価格に転嫁できない実態や後継者問題、中山間地や耕作放棄地対策などを訴えました。日本共産党の紙智子議員が質問しました。
意見陳述で横山氏は、食料自給率が食料安全保障に関するさまざまな指標と並列で扱われており、自給率の目標がぼやけてしまい、「現行基本法からの後退だ」と指摘。日本の人口減によって農産物の需要も減るため輸出に活路を見出すよう促している条文に対し、「低自給率の状況で農政の基本に置くべき性格の問題ではない」と批判しました。
紙氏は、水田活用交付金の見直しや水田の畑地化が日本の実情に合うか尋ねました。横山氏は市場価格や畑作物への直接支払い交付金だけでは採算が取れず、水田活用交付金が入って採算が取れる現状だと指摘し、「作物で採算がとれる水準に引き上げることが要です」と話しました。
紙氏は、日本生活協同組合連合会が同基本法改定案への意見書で財政支出に基づく生産者への直接支払いを求めていると語ると、公述人全員が賛成を表明。横山氏は「食料安全保障のために本気で国内生産を向上させようとするならば、生産者の所得を確保するための財政支出に基づく制度の確立が必要です」と話しました。
岩手選挙区の横沢高徳議員(野党統一)も参加。吉田恭子衆院比例東北ブロック予定候補も傍聴しました。
《2024年5月20日》
金権政治やめよ 軍拡よりも暮らしを優先
市民アクション岩手の会の集会に参加
5月20日、「9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会」は、岸田政権のすすめる大軍拡と大増税に反対する毎月の「19日行動」に取り組み、参加しました。あいにくの雨模様で、急きょデモから集会に切り替え、60人が参加しました。
憲法改悪反対県共同センターの中野るみ子事務局長は、国会では経済秘密保護法など「戦争する国づくり」に関わる悪法が相次いで強行されていると批判。国民が望んでいるのは裏金事件の解明であり、政権交代を求める世論を前に進めるには、「憲法を守る立場で市民と野党が力を合わせるしかありません」と訴えました。
県生協連の吉田敏恵専務理事は、「アメリカでは大学生が『ガザでの虐殺をやめろ』と立ち上がっている。日本はイスラエルに加担せず、9条を生かした(外交)で役割を発揮すべきだ」と語りました。
参加者らは、その場で「金権政治をやめさせよう」「軍拡よりも暮らしを優先」と力強くコール。日本共産党の吉田恭子衆議院比例東北ブロック予定候補も参加しました。
《2024年5月16日》
全県地方議員研修会を開催
5月16日、盛岡市内で全県地方議員研修会を開催し、45人の地方議員が参加しました。
菅原則勝県委員長は、二重の歴史的チャンスについて述べつつ、「総選挙勝利に向け、支部とともに『手紙』に応えた党づくりに踏み出し、“目標達成”めざすうねりを起こそう」と訴えました。
私は、5.9全国地方議員オンライン交流会の呼びかけに応えた党勢拡大の運動の意義とともに、県政データファイルを使いながら公約実現と県民の命とくらしを守る取り組みの強化を呼びかけました。
討論では7人が発言しました。林ア竟次郎岩泉町議は、来年の町議選勝利へ、対象者を選別せずに訪問し、日曜版3部拡大、入党者1人を迎えた経験を紹介。庄子春治盛岡市議は、「党と赤旗が自民党を窮地に追い込み、経済再生プランや外交ビジョン、志位議長のオンラインゼミの内容が希望を指し示している」と話しました。藤倉泰治陸前高田市議は、地元紙に掲載された衆院三補選での共産党の役割を評価するコラムを紹介しつつ、「議員の力はやはり大きい。歴史的チャンスを必ず生かしたい」と述べました。
研修会では、沖縄県議選支援カンパを呼びかけ、65100円の募金が寄せられました。
《2024年5月8日》
「共同親権」導入やめて
Compassの皆さんが盛岡市内で訴え
5月8日、「離婚後『共同親権』を導入する民法改定案は廃案に。国会前行動と連帯し、声を上げましょう」と、同案反対の緊急宣伝が行われました。
ジェンダー平等社会の実現に向けて活動する市民団体「Compass」(コンパス)が呼びかけ、15人が参加。「まだとめられる」「一緒に考えよう」とのプラカードでアピールし、ビラを配りました。
リレースピーチで佐藤真子代表(26)は、同案が参院で強行されれば、DV(配偶者などからの暴力被害)被害者が離婚して逃げたくても「共同親権が条件だ」と迫られかねないと指摘。子どもの重要な決定時(進学や手術など)に両親が合意できない場合、裁判所が判断することになると警鐘を鳴らしました。
参加した日本共産党の三田村亜美子盛岡市議は、参院法務委員会の参考人質疑(7日)では関係者から懸念が相次いだと語り、「国は子どもの意見表明権を保障する仕組みこそ整えるべきです」と訴えました。
ビラを受け取った19歳の女子学生=看護学部=は「DV被害者が加害者との再会を強制されるのは危ない」と話していました。
(5月10日付「しんぶん赤旗」より)
《2024年5月3日》
憲法集会で「辺野古」県民投票の会元代表の元山仁士郎さんが講演
5月3日、「9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会」は、盛岡市で憲法集会を開きました。ユーチューブでの視聴も含め、主催者の予想を上回る310人が参加しました。
講演で元山仁士郎氏(「辺野古」県民投票の会元代表)は「ここ10年間、憲法9条を骨抜きにする国の攻撃が沖縄に向かっている」と指摘。辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票(2019年)は、国との裁判を闘う沖縄を後押しし、若者が基地問題を考える機会をつくったと強調しました。
岩手の達増拓也知事が先陣を切って新基地建設に反対していることは、「沖縄にとって大きな励みになっている」と感謝しました。
立憲民主党の横沢高徳参院議員(野党統一)、日本共産党の吉田恭子衆院東北比例予定候補、社民党の木村幸弘県連合代表(メッセージ)が来賓あいさつ。吉田氏は「大軍拡とアメリカ追随の『戦争国家づくり』を許さず、市民と野党の共闘で自民党政治を終わらせよう」と呼びかけました。
達増知事からの連帯メッセージが読み上げられました。集会後、参加者らは市内をピースパレードしました。
77回目の憲法記念日にあたっての街頭宣伝
日本共産党岩手県委員会と盛岡地区委員会は盛岡市内で憲法記念日にあたっての街頭宣伝を行いました。菅原則勝県委員長、盛岡市議団(庄子春治、神部伸也、鈴木努、三田村亜美子)とともにマイクを握り、ビラも配布しました。
岸田政権が進める「戦争国家づくり」と憲法を守り生かす国民のたたかいが正面から対決するなかで77回目の憲法記念日を迎えたと強調。日本共産党の「東アジア平和提言」を紹介しながら、裏金にまみれた自民党政治を終わらせ、憲法を生かした希望ある政治の実現に全力を尽くすと訴えました。
日本共産党はこの日、県内各地で街頭宣伝を行いました。
《2024年5月1日》
第95回メーデー岩手県中央集会に参加
暮らし・平和守る政治へ転換を!最賃アップは急務
5月1日、第95回メーデー集会が各地で行われ、多くの労働者が平和と暮らし、民主主義を求めアピールしました。今年のメーデーは、裏金事件、財界最優先の経済無策、米国いいなりの「戦争国家づくり」、人権後進国など自民党政治全体が末期的ななかでの開催となりました。
盛岡市の岩手公園広場では岩手県中央集会が開かれ、600人が参加しました。
「裏金脱税分を能登の被災地へ」と書いた巨大な財布や、「全敗でヤケクソ解散危ぶまれ」の川柳プラカードが登場。同僚と駆けつけた48歳の女性保育士は「賃金は少し上がったが、生活は苦しい」と話しました。
中野るみ子実行委員長は、物価高騰が深刻ななか、全国単独最下位となった岩手の最低賃金の引き上げと、全国一律最低賃金制度の確立は急務だと指摘。米国いいなりで強権政治を続ける岸田政権には退陣してもらうしかないと力説しました。
達増拓也知事のメッセージを県の定住推進・雇用労働室の三河室長が代読し、立憲民主党の横沢高徳参院議員(野党統一)、日本共産党の吉田恭子衆院東北比例予定候補が来賓あいさつ。吉田氏は、衆院3補選では共産党が支援した候補の完勝で岸田政権への怒りが示されたと強調し、「自民党政治を終わらせるために頑張る」と訴えました。
集会後、参加者は市内をデモ行進し、盛岡市議団とともに沿道からデモ隊を激励しました。