《2024年9月24日》
衆議院岩手1区に吉田恭子さんの擁立(比例重複)を発表
金権腐敗の自民党政治に怒り―抜本的転換を訴え
9月24日、日本共産党岩手県委員会は県庁で記者会見し、早期の解散・総選挙の可能性が高まっているもとで、衆院岩手1区予定候補(比例重複)として、吉田恭子さんを擁立すると発表しました。私も記者会見に同席しました。
菅原則勝県委員長は、「自民党政治に審判を下す選挙にするとともに、『経済再生プラン』や『外交ビジョン』を大いに語り、日本共産党の躍進を勝ち取る選挙にしたい。日本共産党が伸びることで野党共闘が前進できる」と強調。県内の比例の得票目標は7万票、得票率12%以上をめざし、小選挙区では、1区以外では市民と野党の共闘の源流の一つである岩手として、県内での共闘を強化する方向で対応したいと述べました。
吉田氏は、「底知れぬ金権腐敗の自民党政治に県民の怒りが広がっている。自民党政治そのものの転換が必要だ」と指摘。裏金問題の全容解明、コメ不足を緊急に打開し、大企業に応分の負担をもとめ最低賃金時給1500円、学費をはじめ教育費負担軽減などに全力をあげたいと語り、定数が削減される比例東北ブロックで、高橋ちづ子衆議院議員の議席を必ず勝ち取りたいと訴えました。
《2024年9月19日》
安保法制の強行から丸9年―
大軍拡・改憲に反対 市民アクションがデモ
9月19日、安保法制の強行から9年を迎え、「9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会」は盛岡市で安保法制廃止を求め、大軍拡と憲法改定に反対するデモ行進をしました。100人が参加し、日本共産党の吉田恭子衆院東北比例予定候補も駆けつけました。
出発前の集会で憲法改悪反対岩手県共同センターの中野るみ子事務局長は、自民党総裁選の候補者全員が改憲を宣言していると批判。9条改憲を許さず、「参院岩手選挙区補選と総選挙では、平和と民主主義が大切にされる政治の実現をめざそう」と呼びかけました。
他の幹事団体の代表からも、「誰が総裁になっても自民党は変わらない。安保法制廃止と改憲阻止へ毎月デモを行ってきた。今後も頑張ろう」「米不足が深刻だ。ご飯を充分食べられない子どももいる。国は暮らしを守る予算を増やし、軍事費を減らすべきだ」との訴えがありました。
参加者らは集会アピールを拍手で確認。ライトスティックなどを持ち、繁華街を元気に行進しました。
《2024年9月18日》
盛岡みたけ支援学校のスクールバス運行を高等部でも
保護者の皆さんが県教委に3度目の要請
9月18日、岩手県立盛岡みたけ支援学校通学をよくする会(平井正史代表)は佐藤一男県教育長にたいし、同校のスクールバス運行の高等部の実現を求める要請を行いました。保護者の皆さん4名が参加し、斉藤信、三田村亜美子盛岡市議も同席しました。要請は、昨年5月、と今年の2月に続き3度目となります。
平井氏は、す円学校の児童・生徒の保護者を対象にスクールバス・通学(送迎)のアンケートを実施し、84%が「高等部にもスクールバスが必要だ」答えたと説明。「物価高で働かないと子どもを支えられない」「小中学部のように登下校バスがあれば助かる」などの声が寄せられたと語りました。
そのうえで、◇高等部のスクールバス運行について、 利用を希望する高等部新入生・在校生全員が利用できるよう必要な措置を講じること◇これまでの要請の事情および今回要請の内容を踏まえ、2025年度からスクールバス運行を実施すること◇高等部在校生および2025年度入学予定生徒の保護者、小・中学部児童生徒の保護者を対象に、高等部スクールバス利用希望の意向確認ア
ンケートを早期に実施すること―を要請しました。
佐藤教育長は、「現在具体的に検討しているところであり、本日、保護者の皆さんの切実な声をいただき、さらに検討を進めていきたい」と答えました。
要請での県教委の回答大要は「政策と活動」をご覧ください。
《2024年9月9日》
きたる参院補選で木戸口英司さんの勝利を
立憲民主党岩手県連の皆さんが要請
9月9日、立憲民主党岩手県連の皆さんが日本共産党岩手県委員会の事務所を訪問し、詐欺罪で在宅起訴された自民党の広瀬めぐみ参議院議員の辞職にともなう補欠選挙(10月10日告示、27日投票)に木戸口英司元参議院議員を擁立することを決定したと報告し、「今回も野党共闘にご協力をお願いしたい」と要請しました。
佐々木順一県連代表(県議)、木戸口氏、関根敏伸代表代行(県議)、岩渕誠幹事長(県議)が参加し、日本共産党岩手県委員会からは菅原則勝県委員長、吉田恭子衆院比例東北ブロック予定候補、斉藤信が応対しました。
参院補選をめぐっては、自民党岩手県連は独自候補の擁立を断念。新人2人が出馬の意向を示しており、選挙戦となる見込みです。
木戸口氏は、惜敗した2年前の参院選のやり直しに自らが立ち、「『暮らしを守るために政治を変えよう』と県民に訴えたい。リベンジではなくチャレンジの気持ちで」と決意を述べました。
菅原県委員長は、木戸口氏が初当選した2016年の参院選が国政での岩手の野党共闘出発点だったと強調。「市民と野党の共闘のシンボルである木戸口さんの議席を必ず回復しましょう。私たちも全力を尽くします」答えました。
私も「補選で共闘を再構築し、総選挙と来年の参院選につなげよう」と述べました。
同時に、最短で同日選とも言われる総選挙で日本共産党の躍進を絶対に勝ち取り、この岩手から自民党政治を終わらせる大きなうねりを起こす決意を新たにしました。
《2024年9月5〜6日》
東日本大震災津波復興の教訓と経験を学ぶ
党北陸信越ブロック調査団が岩手県入り
9月5〜6日、能登半島地震の被災者支援に取り組んでいる日本共産党北陸信越ブロック事務所の調査団(石坂千穂所長、藤野保史衆院比例予定候補・能登半島地震被災者共同支援センター所長、平あや子同予定候補、武田良介前参院議員)が岩手県入りし、東日本大震災津波復興の教訓を能登半島地震の復興に生かそうと担当者らと意見交換しました。吉田恭子衆院比例東北予定候補、党県議団も同行しました。
県庁では、八重樫幸治副知事らが岩手県の復興の取り組みを説明。八重樫副知事は「戦後最大の大災害となったが、復興に向けた基本方針に被災者一人ひとりの『幸福追求権』を保障することを据えて取り組んできた」と述べ、被災者の医療費等の免除措置を11年連続(11年目は非課税世帯に限定)で継続実施したことなど県独自の取り組みを紹介しました。
2021年に開所しこれまで延べ7900件以上の相談に対応してきた、いわて被災者支援センターの山屋理恵センター長は、生活再建のための資金の相談のほか、DVや性被害に関する相談も寄せられると話し、今後の災害対応のあり方に同センターの仕組みが生かされてほしいと語りました。
陸前高田市では佐々木拓市長らと懇談。被災した事業者に50万円を支援し再建を後押ししたことや、国の復興事業が来年度で終了することへの懸念の声が出されました。広田湾漁協では、砂田光保組合長らから被災から漁業再開に向けた取り組みなどについて説明を受けました。
その後、復旧した脇ノ沢漁港も視察しつつ、夕食をとりながら陸前高田市議団や復興・まちづくりに尽力してきた元市職員と懇談しました。
6日には、大船渡市の水産加工会社(株)森下水産や東日本大震災津波伝承館を訪問しました。
視察を終えた藤野氏は「行政の市政次第で支援センターの活動や陸前高田市のまちづくりのようなことができることを学びました。ぜひ能登半島の復興に生かしたい」と語りました。
《2024年9月1日》
広瀬めぐみ元参院議員の秘書給与詐取「有権者裏切った」
地元・岩手の支援者が赤旗の取材に応じる
勤務実態のない公設秘書の給与など計約358万円を国からだまし取ったとして、東京地検特捜部が30日に詐欺罪で在宅起訴した元自民党参院議員の広瀬めぐみ被告(58)=岩手選挙区=。2022年7月の参院選で同被告を支援した地元・岩手県の自民党関係者は8月31日、しんぶん赤旗の取材に「結局、有権者を裏切ったということだ。最悪ですよ。候補者として選んだ党も情けない」などと憤りをあらわにしました。
県内で市議を務める男性(70代)は、広瀬被告について「2月に不倫が発覚した際にもがっかりしたが、今回の件で『もう終わったな』という印象を受けた。自民党を名乗って『頑張ります』と言いにくくなる。信頼回復のために何をしたらいいのか分からない」と動揺を隠せない様子です。
広瀬被告と話したことがあるという自民党員の女性(60代)は「自民党が信頼を失うことになった。自民党県連は参院補選への候補者擁立を見送ると決めたが、火の粉を払って終わりなのか」と怒りを募らせています。
広瀬被告が初当選した22年の参院選では岸田文雄首相も駆けつけ、応援演説で「岩手県においては広瀬めぐみさんしかいない」と激励しました。
参院選で広瀬被告を懸命に支援したという自民党員の男性(70代)は「報道の内容が事実なら、詐欺罪に問われるのは明らかだ」と指摘。派閥の裏金問題など自民党の不祥事が相次いでいる現状について「岸田首相をはじめとする党幹部が説明責任を果たしたのか、(裏金が発覚した)議員は反省しているのかが問われている」と強調します。
ある自民党支部の事務担当者(40代)は「派閥の裏金問題は『しんぶん赤旗』日曜版のスクープから始まった。日本共産党には、国会で追及を続けてほしい」と期待を寄せました。
(9月1日付・しんぶん赤旗より)