《2024年10月28日》
総選挙の岩手の結果について
吉田1区候補は10.02%獲得
定数1減で12議席となった衆院東北ブロックで、日本共産党は22万3409票(得票率5.9%)を獲得。前回の2021年総選挙比で得票数、得票率ともに減らし、高橋千鶴子氏は13番目で議席に届きませんでした。
岩手県では、比例代表の得票目標に掲げた7万票(得票率12%以上)に対し、3万330票(同6.26%)を獲得しました。前回比で1万5234票(同1.76ポイント)の減でした。
市町村別で見ると、得票率では西和賀町、田野畑村、普代村が前回よりもわずかに前進しました。
1区(東北比例重複)で最後まで奮闘した吉田恭子氏は、1万5367票(得票率10.02%)を獲得。前回と前々回(2017年)に続いて得票率で10%を超え、「自民政治の転換を訴え、議席確保はかなわなかったが、一定の存在感を示した」(岩手日報28日付)と報じられました。
3区では小沢一郎氏(野党共闘=立民)が当選し、裏金問題で比例重複にならなかった自民党現職は落選。2区では中村起子氏(同)が前財務相との一騎打ちで大健闘しましたが、及びませんでした。
吉田恭子さん、菅原県委員長と街頭で結果報告
赤旗が自公過半数割れに追い込む―公約実現に力尽くす
10月28日朝、衆院東北比例候補(岩手1区重複)として大奮闘した日本共産党の吉田恭子県副委員長は、盛岡市で街頭宣伝を行い、総選挙の結果を報告しました。菅原則勝県委員長、斉藤信県議団長も訴えました。
吉田氏は、自公が議席を大きく減らして過半数割れに追い込まれたのは、裏金と非公認候補の2000万円支給に対して厳しい審判が下されたからだと強調。共産党への期待を実感しながら最後まで闘い抜いたが、東北の高橋千鶴子前衆院議員の議席を確保できなかったのは本当に悔しいと語りました。
物価高騰で暮らしが大変ななか、中小企業への直接支援とセットの賃上げや年金の引き上げ、学費半減など公約実現に力を尽くすと決意を表明しました。
菅原氏は、総選挙結果についての率直な意見を聞き、来年の参院選の勝利に向けて奮闘したいと述べました。
車からクラクションを鳴らしたり、手を振ったりの激励がありました。
《2024年10月27日》
参院岩手補選―野党共闘の勝利
木戸口英司さんの議席回復
10月27日、参院岩手選挙区補選(欠員1)が投開票され、立憲民主党で野党共闘の木戸口英司氏(61)=元=が当選し、2年前に失った議席を回復しました。
補選は、秘書給与詐取で在宅起訴された広瀬めぐみ元参院議員(自民党を離党)の辞職に伴うもので、木戸口氏の他に参政党と政治団体から4人が出馬。自民党県連は独自候補を擁立できませんでした。
私も菅原則勝県委員長とともに事務所に駆けつけました。午後8時直後に当確がでると、木戸口氏の事務所では割れるような拍手が起きました。木戸口氏は、裏金や秘書給与詐取への不満が高まるなか、県民から「政治をまっとうにしてほしい」との熱い思いを受けたと強調。暮らしを守るために少子化対策、農林水産業の振興、中小企業支援、賃上げなどに取り組むと決意を述べました。
日本共産党県委員会は、岩手での市民と野党の共闘を継続・前進させる立場で「岩手を守り日本を変える会」と政策協定を結び。木戸口氏勝利へ力をつくしました。
《2024年10月25日》
東北比例・岩手1区の吉田恭子候補が懸命に訴え
裏金議員に2000万円の活動資金―国民・県民の怒り沸騰
10月25日、吉田恭子東北比例候補(岩手1区重複)は、盛岡市内の19カ所を分刻みで駆け巡り、庄子春治、神部伸也、鈴木努の各市議と精力的に訴えました。
吉田氏は、自民党が非公認候補へ2000万円を支給していた事実に、県民の怒りが沸騰し、「テレビのニュースで知った。ひどすぎる。共産党に頑張ってほしい」との激励が寄せられたと紹介。「共産党が伸びれば金権腐敗政治は変えられます。大激戦の比例東北で高橋ちづ子さんの議席を守り抜くために、支持を広げてください」と声を振り絞りました。
吉田氏はまた、中小企業への直接支援とセットで最低賃金を時給1500円に引き上げ、若者の県外への流出を抑えていくと強調。共産党だけが暮らしを守る政策と財源を責任もって提案していると力を込めました。
運動員らが、裏公認問題の「しんぶん赤旗」号外を聴衆に配布しました。演説を聞いた85歳の男性は「石破首相は否定するが、このタイミングでの2000万円の振り込みは、総選挙で使うために決まっている」と語り、比例では共産党の支持を広げる決意をしました。
《2024年10月24日》
非公認に2000万円―自民・森山幹事長認める
裏金議員を“裏公認”―赤旗スクープに衝撃広がる
裏金づくりで自民党非公認となった候補者側に同党が政党助成金2000万円を衆院選公示直後に振り込んだという本紙の特報(23日付)が衝撃を広げています。自民党の森山裕幹事長は23日、党支部への「活動費として支給した」と認めました。石破茂首相は非公認を「政治への信頼を回復するため」と説明していましたが、事実上の裏公認であり、有権者をだました形です。
本紙は、非公認候補が代表を務める自民党支部の会計責任者の証言を報道。この会計責任者は、「党本部から党勢拡大のための活動費」として公示直後に政党助成金2000万円の振り込みがあったと証言しました。政党助成金は税金が原資です。
森山幹事長は23日にコメントを発表し、「党勢拡大のための活動費として支給したものです」と認めました。
自民党は公認候補の支部に、公認料500万円と活動費1500万円の計2000万円を10日付で振り込むと通知。森山氏は「候補者に支給したものではありません」としていますが、実際には非公認の支部にも公認支部と同額の2000万円を振り込んでいます。
本紙の調べでは非公認となった11人のうち、上杉謙太郎(福島3区)、中根一幸(埼玉6区)、三ツ林裕巳(埼玉13区)、平沢勝栄(東京17区)、小田原潔(東京21区)、萩生田光一(東京24区)、細田健一(新潟2区)、高木毅(福井2区)の8氏が自民党の支部長のままでした。
本紙の特報をうけ、「日経」「毎日」「共同」などが「しんぶん赤旗」が報道したとして速報。インターネットサイト「ヤフー」のリアルタイム検索で「政党助成金2000万円」が一時話題のキーワード1位になり、X(旧ツイッター)でもトレンド上位となりました。
「有権者だます行為」
神戸学院大学の上脇博之教授の話
「自民党は6月の政治資金規正法改定で裏金づくりの防止策を講じなかった。裏金政党が裏金議員を裏公認した形だ。公認とは政党として信頼する候補であり、非公認とは党として認められない候補のことだ。非公認の無所属候補に、裏で政党しか受け取れない政党助成金を渡していた。有権者をだます行為だ」
《2024年10月23日》
裏金非公認候補に2000万円
公認と同額 自民本部が政党助成金
自民党派閥の裏金事件で非公認となった候補が代表の党支部にも党本部から総選挙公示直後に政党助成金2000万円が振り込まれていたことが22日、しんぶん赤旗の取材でわかりました。裏金づくりという組織的犯罪に無反省な自民党の姿が浮き彫りとなっています。
政党助成金は国民の税金が原資です。本紙は、自民党の森山裕幹事長から支部会計責任者あての「支部政党交付金支給通知書」(9日付)を入手。ここには、「衆議院総選挙の公認料及び活動費として、支部政党交付金を支給します」とありました。
支給額は計2000万円。内訳は「公認料」が500万円、「活動費」が1500万円となっています。
裏金づくりで自民党非公認となりながら、党支部長のままの候補者が8人います。本紙は8人が代表の政党支部に取材。ある支部の会計責任者は「他の支部のことはわからないが、党本部から党勢拡大のための活動費ということで2000万円が振り込まれた」と認めました。
自民党本部は9日に1次公認候補を、11日に2次公認候補を発表しました。非公認支部の会計責任者によると、党本部から届いた13日付の文書には「公認料」の文言はなく、2000万円を「党勢拡大のための活動費」として振り込むという内容だったといいます。政党交付金用の口座に総選挙の公示直後に振り込まれていたといいます。
「党勢拡大の活動費ということで、選挙には直接は使っていない。事務所の職員の給与や事務所の費用など間接的には選挙に使っているといわれれば、そうかもしれないが…」と説明しました。
自民党本部は、しんぶん赤旗の取材を拒否しました。
《2024年10月23日》
高橋ちづ子比例候補が盛岡で訴え
日本共産党を伸ばして政治を変えよう
10月23日、総選挙投票日が間近に迫る中、日本共産党の高橋ちづ子衆院東北比例候補は盛岡市を駆け巡り、「この歴史的選挙で、比例は日本共産党と書いてください。書く人を増やしてください」と、力いっぱい訴えました。私も朝のクロステラス前でマイクを握りました。
「日本共産党が伸びれば政治は変わります」と語る高橋候補。裏金問題を暴いた「しんぶん赤旗」日曜版を発行し、企業・団体献金全面禁止を訴える党だからこそ、正面から最低賃金時給1500円への引き上げを訴えられると話し、大企業の内部留保課税による賃上げの財源確保を説明しました。
「岩手県は(賃上げへの)直接支援制度をつくり、2500の事業所が使っています。この制度を国の責任で実施させよう」と語り、労働者の自由時間拡大や290兆円に膨らむ年金積立金の活用による、全世代が笑顔になる社会の実現を訴えると、聴衆から拍手が沸き起こりました。
三田村亜美子党盛岡市議は「東北比例は1票を争う大激戦になっています」と力を込め、高橋候補が化学物質過敏症当事者の切実な声を国会に繰り返し届けて政治を動かしてきたことを話して、「高橋さんを国会に押し上げるために力をお貸しください」と呼びかけました。
選挙ボランティアの男性(77)は「石破首相がCMで『これからの自民党はルールを守る』と言っており腹が立つ。比例の支持を広げるため自分も頑張りたい」と語りました。
《2024年10月20日》
田村智子委員長が来県し日本共産党大街頭演説
高橋ちづ子、吉田恭子両比例候補も訴え
10月20日、総選挙投票日(27日)を1週間後に控え、日本共産党の田村智子委員長が盛岡市のJR盛岡駅前で、高橋ちづ子(前)、吉田恭子(岩手1区重複、新)とともに、「共産党の躍進で行き詰まった自民党政治を変え、希望ある未来をつくろう」「暮らし、平和の願いを東北から確実に国会へと届けていこう」と訴えました。
田村委員長は冒頭、「裏金を暴き、国民の暮らしを支えてきた日本共産党には政治を動かす力があります。比例は日本共産党を広げに広げてください。そして、ここ東北では定数も1削減され、本当に1票を争う大激戦・大接戦のたたかいになっています。東北の命綱・高橋ちづ子さんの議席、どうしても守りぬか」せてください、と気迫の訴えをしました。
田村委員長は、どの党が伸びれば願いが実現するでしょうか、と問いかけ、@裏金、金権腐敗政治を一掃する課題、A賃上げと時短、社会保障の充実で人間らしい暮らしを取り戻ず、B憲法9条を生かし東アジアにどう平和をもたらすのか、について縦横に語りました。そして、「日本共産党」という党名は、自由な時間を万人にもたらし、人間の能力を全面的開花させる未来社会につながる、ロマンある党名と訴え、比例で共産党を広げに広げて、全国どこでも共産党をと訴えました。
吉田恭子1区候補(比例重複)は、青年後援会の対話の取り組みの中で、ある青年が「これから期日前に行こうと思ってたけど、どこがいいのか?もっと給料は上げてほしいし、自民党はダメ。裏金なんとかしてほしい」と足をとめて対話になったので、「それなら日本共産党がピッタリ」となりました。吉田候補は「今求められているのは大企業優先から暮らし優先の政治への転換です。政治の責任で最低賃金を1500円に引き上げましょう」と訴えました。
高橋ちづ子比例候補は、「かつてない大激戦」の中、党の1議席を守り抜くことが全国の躍進につながります。大震災、コロナ禍、地域の声、東北と国会をつなぐ仕事をしてきた。みんなの問題=制度の問題として取り上げてきた。県内の民商からの要望で訪問看護の加算の申請遅れで給付が受けられないでいたことを、当局の不備と示す中、力つくして交渉し改善させ支給をかちとりました。この議席なんとしても守らせてくださいと訴えました。
街頭演説の模様はYouTubeでご覧いただけます→田村智子委員長を迎えた街頭演説
《2024年10月18日》
穀田恵二国会対策委員長が来県
高橋ちづ子東北比例候補の議席確保を熱く訴え
10月18日、日本共産党の穀田恵二国対委員長が来県し、花巻市、北上市、奥州市、一関市を駆け巡り、高橋ちづ子東北比例候補の議席確保を熱く訴えました。「高橋さんは国会議員団の論戦の要となる人。旧優生保護法の被害者補償法成立に大きな役割を果たした」と語り、比例の支持を広げてほしいと力を込めました。
穀田氏は、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協が石破首相の「核共有」と自民・維新の「核抑止力」論を厳しく批判したと指摘。核兵器禁止条約を批准する政治に変えようと訴えました。
穀田氏はまた、共産党だけが中小企業への直接支援で賃上げを実現する提案をしていると強調。日本が「死の商人国家」へ大変貌する戦闘機輸出に対し、共産党以外は賛成していると告発しました。
穀田氏は「岩手は野党共闘の発祥の地だ」と述べ、比例での党躍進とともに、岩手3区での小沢一郎候補(立民)と参院岩手選挙区補選での木戸口英司候補(同)の勝利を呼びかけました。
北上市で演説を聞いた80歳の女性は「裏金事件や沖縄の米軍基地の問題で共産党は、はっきりした態度を取っている。このごろ『いいな』と思ってきた。比例は共産党と書きます」と話していました。
《2024年10月15日》
日本共産党の躍進で裏金・金券腐敗政治一掃を
歴史的な総選挙が公示―吉田恭子候補が第一声
10月15日、戦後最短となる9日間で早期解散となった総選挙が公示されました。岩手県では、吉田恭子比例候補(岩手1区重複)が盛岡市で元気に第一声を上げました。
吉田氏は、県民から「裏金はとんでもない。曖昧にする自民党はダメ」との声が寄せられるなか、企業・団体献金禁止を訴え続けてきた共産党を伸ばして、腐敗政治を一掃しようと力を込めました。
吉田氏はまた、大企業の内部留保への課税で、岩手では労働者の約9割を占める中小企業に直接支援を行い、最低賃金を全国一律で時給1500円に引き上げると強調。物価高騰に見合う年金の増額、学費半額化で暮らしを守ると語りました。
闘争本部長の菅原則勝県委員長は、定数減の比例で高橋ちづ子前衆院議員の議席を守り抜くと表明。県労働者後援会、民青同盟県委員会の代表がともに闘う決意を述べました。
達増拓也知事、高橋比例候補からのメッセージが代読されました。演説を聞いた大学4年の男性は「就職活動の合間に来た。最低賃金をぜひ上げてほしい」と話していました。
私も県内58人の地方議員を代表して応援の演説を行いました。
吉田恭子候補の第一声はYouTubeでご覧いただけます→吉田恭子候補第一声
《2024年10月14日》
2024年総選挙―岩手2区・3区
共通政策についての協定書を締結
10月14日、日本共産党岩手県委員会の菅原則勝県委員長と、たっそ拓也(岩手県知事)後援会連合会の森越康雄会長は、盛岡市で「2024年総選挙における共通政策についての協定書」を結びました。
協定書では、あらゆる面で行き詰まった自民党政治の転換をめざし、共通政策(7つの柱・34項目)に基づいて、岩手での「これまでの市民と野党の共闘を継続、前進させ」、立憲主義と国民のくらしを守ると述べています。
岩手2区では中村ゆきこ氏(立民・新)、岩手3区では小沢一郎氏(立民・前)の勝利のために「最大限の取り組みを行う」ことを確認しました。
《2024年10月10日》
岩手から日本の政治立て直そう
参院岩手選挙区補選―木戸口氏が第一声
10月10日、参院岩手選挙区補選(定数1)が告示(27日投票)され、立憲民主党で野党共闘の木戸口英司候補(61)=元=が、2年前に失った議席の回復をめざし、盛岡市で第一声をあげました。
同補選は、秘書給与詐取で在宅起訴された広瀬めぐみ元参院議員(自民党を離党)の辞職に伴うもの。日本共産党県委員会は木戸口氏勝利へ、岩手を守り日本を変える会(佐々木順一会長=立民県連代表)と、安保法制廃止などを盛り込んだ政策協定(7つの柱・34項目)を結びました。
木戸口氏は、裏金事件や秘書給与詐取で県民は政治への不満を高めていると指摘。総選挙に先駆けて参院補選が行われる「岩手から日本の政治を立て直そう」と強調しました。
木戸口氏はまた、急速な人口減少や物価高騰は自民党政治の無策が引き起こしたものだと批判。中小企業支援、農林水産業の振興、地域医療の充実、子育て支援などに取り組むと表明し、「命と平和を守る政治をつくるためには政権交代しかない」と呼びかけました。
私も菅原則勝県委員長も参加し、木戸口氏らと一緒に並びました。
補選には木戸口氏の他に、参政党と政治団体から4新人が出馬。自民党県連は独自候補擁立を断念しました。
《2024年10月9日》
戦後最短で衆議院が解散
吉田恭子1区予定候補と街頭演説
10月9日夕方、吉田恭子衆院東北比例予定候補(岩手1区重複)とともに、衆議院解散を受けた街頭演説を行いました。
吉田氏は「仕事が不安定で生活が大変」との女性(27)の声を紹介。「全国どこでも最低賃金を時給1500円に引き上げ、労働時間短縮の実現をご一緒に」と訴えると、通りがかった2人組の学生が「イエーイ、1500円。共産党頑張れ」と声援を送りました。
石破茂首相の裏金議員公認をめぐる対応を批判。「日本共産党は最初に裏金問題を報じた『赤旗』日曜版を発行し、皆さんと金権腐敗政治の一掃に頑張ってきた。定数削減の東北比例で、高橋ちづ子さんの宝の議席を勝ち取らせてください」と力を込めました。
《2024年10月8日》
「東北の命綱」守ろう
日本共産党比例代表・吉田恭子合同事務所開き
10月8日、日本共産党比例代表・吉田恭子(衆院東北比例・岩手1区重複)合同事務所開きが盛岡市で行われました。70人が参加し、「『東北の命綱』の高橋ちづ子衆院議員の議席を守ろう」との熱気に包まれました。
菅原則勝県委員長・選挙闘争本部長は、石破首相が総裁選時の発言をことごとく投げ捨て、自民党は急速に失速しつつあり、「共産党が攻めに攻めていく選挙だ」と語りました。
10日告示(27日投票)の参院岩手選挙区補選で、政策協定を結んだ木戸口英司氏=元、野党統一=の当選に力を尽くすと表明。総選挙では比例7万票、得票率12%以上を獲得して高橋議員の議席を死守し、1区の吉田予定候補の勝利へ全力をあげると述べました。
吉田氏は、最低賃金の全国一律化と1500円への引き上げのために、大企業の内部留保に課税し、中小企業支援の財源をつくると強調。29日に狙われている女川原発の再稼働は絶対に許せないと批判し、「企業・団体献金を受け取らず、財界や大企業の圧力に屈しない共産党を伸ばしてほしい」と訴えました。
高橋議員からのメッセージが読み上げられ、参加者は大きな拍手で応えました。
《2024年10月8日》
参院補選―木戸口英司さんの勝利へ
野党共通政策について協定締結
10月8日、日本共産党岩手県委員会の菅原則勝委員長、「岩手を守り日本を変える会」の佐々木順一会長(立憲民主党岩手県連代表)は、盛岡市で参院岩手選挙区補選(10日告示、27日投票)の木戸口英司氏=立民・元、野党統一=の勝利に向けた「野党共通政策についての協定書」を結びました。
参院補選(欠員1)は広瀬めぐみ元参院議員(自民党を離党)の辞職に伴うものです。
共通政策は、木戸口氏が惜敗した2022年参院選での政策を基に七つの柱・34項目で構成。▽最低賃金の全国一律化と1500円への引き上げ▽消費税の見直し、インボイス廃止▽安保関連法の廃止、立憲主義の政治の実現、9条改憲反対▽裏金事件の真相究明、企業・団体献金の禁止を盛り込んでいます。
佐々木氏は「政策の中身については共産党のみなさんに検討、努力していただき、心から感謝したい。木戸口氏の当選へ格別なご支援を」と語りました。
菅原氏は、岩手では15年の知事選から9年間、市民と野党の共闘を積み上げてきた歴史があると強調。共通政策に安保法制廃止が明記されたのは重要であり、「党として木戸口氏の当選へ力を尽くし、岩手から野党共闘の新たな発展をめざす」と述べました。
《2024年10月7日》
9月定例県議会で高田一郎県議が一般質問
中小企業直接支援し賃上げ施策継続を
10月7日、高田一郎議員が一般質問に立ち、物価高騰から暮らしと地域経済を守る対策を取り上げました。
高田氏は、「社会保険料が払えずに倒産」など中小事業者の実態が深刻ななか、「県の賃上げ支援金が事業者から歓迎され、全国の注目を集めている。ぜひ継続を」と強調。実績を問うと、県側は「予想の2000を上回る2562事業所が申請をした」と答えました。
岩手の最低賃金の時給59円増(27日から)は年収11万、12万円の賃上げとなるが、「賃上げ倒産」を防ぐためには中小事業者への直接支援が不可欠だと力説。県が2年前に実施し、大歓迎された「中小企業等事業継続緊急支援金」を復活すべきだと求めました。
高田氏はまた、県内でも小中学生の不登校が2005人まで急増しており、当事者や保護者からアンケートをとって要因を分析すべきだと提起。フリースクールは大きな役割を果たしているが、運営費不足や保護者負担の増加という問題を抱えており、公的支援を行うべきだと述べました。
高田氏は、コメ不足は自民党農政が減反を迫り、価格を市場任せにしてきた結果だと批判。コメ生産量を増やすように国へ要請してほしいと語りました。
《2024年10月5日》
東北の「命綱」の議席なんとしても―小池書記局長が訴え
盛岡駅前で街頭演説
10月5日、総選挙(15日公示、27日投開票)での日本共産党の躍進をめざし、小池晃書記局長を迎えての街頭演説会が盛岡駅前で開かれました。小池氏と、衆院比例東北ブロックの高橋ちづ子(衆院議員)、吉田恭子(岩手1区重複)両予定候補もマイクを握りました。小池氏は、「命、くらし、平和を守る東北の命綱である高橋ちづ子予定候補をなんとしても勝ち抜かせてください」と多くの聴衆に訴えました。
小池氏は、自民党議員が秘書給与を不正受給し辞任したことにともなう参院岩手補選(27日投票)に出馬する木戸口英司予定候補(立民)について、「前回の参院選では惜敗しましたが、今度こそ市民と野党の力で勝利させよう」とよびかけました。
小池氏は、総裁選での公約を次々に反故(ほご)にしている石破茂首相の「手のひら返し」に言及。「国民に判断してもらえる材料を提供するのは政府の責任であり、新しい総理の責任」「本当のやりとりは予算委員会だ」と言っておきながら、戦後最短となる9日間で早期解散を決行したことを「そんなに論戦が怖いのか」と批判しました。
裏金議員についても、石破氏が「公認するのにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべきだ」と述べていたのに、全員を公認する方針を固めたとして、「とんでもないことだ。裏金議員は議員を続けることさえ許されない」と断じました。
小池氏は、「しんぶん赤旗」日曜版10月6日号のスクープ「石破派も裏金」を紹介。「石破氏は自分を公認できなくなるから、態度を変えたのか」と述べると大きな拍手が起きました。
健康保険証廃止について石破氏が、「納得しない人がいっぱいいれば、併用も選択肢として当然」と語っていたのに、12月廃止の方針を変えていないと批判。「(所信演説で)日本を守る、国民を守る、地方を守るというなら、まずは約束を守るべきだ」と語りました。
達増知事からメッセージも
小池晃書記局長は、岩手県知事選に再選した達増拓也知事が、賃上げのために県独自の中小企業支援制度をつくったことを紹介。10月から国が示した目安に9円上積みの「952円を勝ち取り、オール岩手の力で全国最下位の最低賃金レベルを脱した」と評価するとともに、「まだまだ不十分」だとして、総選挙での日本共産党の躍進で全国一律の最賃1500円を実現させようと呼びかけました。
街頭演説には達増知事からメッセージがよせられました。「地域に根差し全国に広がる組織の力を生かし、岩手の復興に対する深いご理解と力強いご支援をいただいていることに改めて感謝します」「日本共産党には『復興与党』『達増県政与党』としてオール岩手の力を合わせて復興を着実に進めてまいりました」と謝意を表明。「復興で培われたお互いに幸福を守り育てる姿勢を県政全般に広げ、野党共闘の源流であるこの岩手から、今後も力強く県政を推進してまいります」と抱負を語りました。
高橋ちづ子比例予定候補は、旧優生保護法の被害者補償法が週明けの通常国会で成立される運びになったことを報告。実現にむけた自身のこれまでの取り組みについて話し、「優生思想を克服するため、二度と同じ過ちを繰り返さないためこれからも全力をあげる」と決意を語りました。
吉田恭子比例予定候補は「定数1減となった大激戦の東北ブロック。日本共産党の議席を守るため大きな支援の輪を広げてください」と訴えました。
小池晃書記局長の街頭演説動画はYouTubeでご覧いただけます。→10月5日・小池晃書記局長の街頭演説