2014年10月15日 決算特別委員会
秘書広報室に対する質疑(大要)
・知事と被災地首長との懇談・協議について
【斉藤委員】
昨年はわずか7回、10分15分程度のあいさつ程度にとどまっていた。今回は、被災地首長とは9月末までに11回ということで努力の跡は見られるが、実際に被災地に足を運んで懇談した回数は何回になるか。
【参事】
平成26年度における沿岸被災地訪問数は9月末で15回となっているが、うち7回市町村長面談を行っている。
【秘書広報室長】
知事が実際現地に足を運んで面談した回数ということで申し上げると、19回のうち12回が現地で面談している。
【斉藤委員】
10月10日付でもらった資料では沿岸首長との懇談は11回で、うち知事が被災地に足を運んで行った懇談は何回かと聞いた。
【秘書広報室長】
19回のうち12回現地に足を運んで面談しているが、被災市町村に限ると8回である。
【斉藤委員】
8回は現地に足を運んで懇談したと。昨年度から比べれば若干努力はされている。私も首長に会うが、1時間懇談しても話を聞き切れないというのが実際である。時間を見ると、40分50分となっているので、昨年度と比べれば改善されていると思う。
副知事も被災地に足を運んでいるか。運ぶ余裕があるか。
【秘書広報室長】
手元に資料はないが、副知事も機会あるごとに沿岸市町村に足を運んで、首長と会い話をうかがい、課題については持ち帰り各部に指示している。
【斉藤委員】
知事を上回るぐらい回っているのか。
【参事】
副知事の被災地出張だが、25年度については25日間の出張数があるが、多くの場合は役場等を訪ねているので、ここで相当数の市町村長とお会いしているかと思うが、具体の数については把握していない。
【斉藤委員】
上野副知事のときにはよく足を運んで、ざっくばらんに話を聞いてくれたというのが被災地の首長の声だったので、副知事が1人になって大変だと思う。1人で間に合っているという答弁が適材適所であるが、国に要請しているが国は応えてくれないということなのか。
【秘書広報室長】
人事関係のご質問であるので、答弁はいたしかねる。
・県政懇談会の状況について
【斉藤委員】
25年度を見ると12回やっているが、学生・高校生との懇談が5回もある。高校生から話を聞くのもいいが、やはりバランスから考えると少し偏っているのではないか。25年度の12回の県政懇談会というのは、だいたい6〜8名呼んでいるが1時間である。1時間で6人から話を聞いても10分も話せない。今年は1時間15分である。やはり6人ぐらい呼んでいる。県政懇談会のもち方、6人前後呼ぶのだったら2時間とか、言いたいことも聞きたいことも懇談できると。じっくり聞いた上で議論を深めるということがなかったら懇談にならないのではないか。
それから、5人6人に限定した懇談会だけではなく、やはり県民に開かれた懇談会も年に何回かあってもいいのではないか。知事の顔を見たい、一言言いたい県民もいるわけなので、テーマを決めた懇談会とあわせて、開かれた懇談会も考える必要があるのではないか。
【秘書広報室長】
開催時間については、できる限り時間をとるということで今年度から15分ということで延長しており、運営方式も工夫してできるだけご意見を聞き出すようにというような工夫も重ねている。時間だけの問題ではないと思うので、開催方法については工夫を重ねていく。
開かれた懇談会という提案だが、運営について非常に難しさが伴うと考える。どういった問題を解決していかなければならないか、さまざま検討させていただき、その上で結論を出したい。