2021年3月4日 環境福祉委員会
千田美津子県議の医療局に対する質疑(大要)
・看護師、助産師の確保状況について
(千田委員)
コロナ関係で現場も本当に大変だったと思います。そういう中で全国的には看護師に対する様々な言われなき中傷があったりということで、止められる方が心配されているところでしたが、県の医療局職員においてはそのような退職の状況はどのようになっているのかお聞きします。それから通常でも現場は大変な看護師不足ということで、いろいろ確保計画を立てながら増やしてきたと思いますが、2年度の採用がどのようになっていたか、それから計画に対してどういう状況にあるのかその点お聞きします。
(一井職員課総括課長)
看護師の退職状況でございます。定年・勧奨退職を除いた退職者数が72人となる見込みでございます。昨年度末実績である85人から13人少ない状況となっています。それから看護師の採用について、今年度は年4回採用試験を実施したところでございます。採用予定人員203人に対して265人の応募がありました。またコロナ退職者につきましては退職理由の方を各病院の方で聴取するという事にしておりますが、コロナを理由とした退職というような名目では把握してございません。
(千田委員)
コロナを理由にした退職ないということは分かりました。採用予定が今年度203人に対して応募者が265人、実質採用人数、合格者数はどのようになっていますか。
(一井総括課長)
合格者数は173人になります。
(千田委員)
そうすると採用予定203人に対して173人ですから30人予定より少ないわけですが、応募が決して少ないわけではなかったと思いますが予定より30人少ないという状況が続くとやはり大変になってくるのかなと思いますので、これを予定通り確保できるような何か対策が必要ではないかなと思いますのでその点一つ。
それから助産師の採用をかけたようですが、それについて応募はしたが採用できなかったという状況だと思いますが、助産師の採用予定8人に対して、合格者が0ということですが、どのような状況にあるのかお聞きします。
(一井総括課長)
採用試験の合格者数につきましては、辞退する方もいますので採用定数はそれも折り込んで203名としておりますますので、実際に合格した173人については今年度末の退職者に対する補充という部分については必要な人員を確保しているという状況です。
助産師については採用試験自体は予定者数に対し応募者数が少ない状況でしたので現在特別募集ということで2回ほど追加採用試験を実施しています。各病院の助産師の体制については、一部待機体制とか様々な対策を取りながら助産師の不足がないような格好での体制を取っておりますが、助産師については不足職種ですので、内部の養成をするとか、採用試験を年間を通じて特別募集を絡めて継続して強めるなど確保に努めてまいります。
(千田委員)
助産師については民間も同じく大変な不測の状況があるようです。奥州市で4月から産科を止めるところは助産師さんがいなくなるということで、やれなくなったということのようです。やはり県全体としてこの助産師を確保しないことには大きな影響がありますので、今後とも助産師確保対策を医師確保と同様に是非いろいろとアンテナを高くしながらお願いをしたいなと思いますのでよろしくお願いします。
(一井総括課長)
助産師については、特に不足しておりますので、我々の方でも看護師の確保と合わせて強化をしてまいりたいと思います。学生の中には看護師を目指してそれから助産師になりたいという方が看護師として入ってまいります。県立病院の方で入職してから内部養成ということで助産師学校に派遣して、内部で助産師を養成するということを継続的に行っております。来年度も数名の派遣を予定しており、引き続きこういう取り組みをしながら看護師確保にもつながりますので行っていきたいと思います。あと県立大学等々とも助産師要請も含めて県立病院の周産期の病院を見学するとか、県立病院の状況を理解してもらうような取り組みを継続して行うなど、取り組みを強化してまいります。