《2025年7月25日》
花巻空港への米空軍輸送機オスプレイの緊急着陸に関する申し入れ
原因究明と安全確保に万全を
7月25日、日本共産党岩手県委員会と県議団は県に対し、花巻空港への米空軍輸送機オスプレイの緊急着陸(24日午前9時50分ごろ)に関して申し入れました。斉藤信、吉田恭子県副委員長が参加し、大畑光宏・復興防災部長が応対しました。
防衛省東北防衛局によると、米空軍横田基地所属の輸送機CV22が飛行中の警告灯の点灯で予防着陸しました。
私は、18日にも米空軍輸送機オスプレイが秋田県の大館能代空港に緊急着陸し、2023年11月には訓練中の米空軍横田基地所属のCV22が鹿児島県の屋久島東側の沖合で墜落事故(乗員8人全員死亡)を起こしたと指摘。オスプレイの重大事故や不具合が続出していると述べました。
その上で、▽今回の緊急着陸の経過を明らかにするように、米軍と東北防衛局に働きかける▽CV22の相次ぐ緊急着陸の原因が明らかになるまで、飛行の中止を求める▽今回の緊急着陸の原因を県民に説明し、安全確保に万全を期す―などの4項目を要望しました。
大畑部長は「大館能代空港に緊急着陸してから1週間後の出来事であり、申し入れを踏まえて対応を検討したい」と回答しました。
申し入れの全文は「政策と活動」をご覧ください。
《2025年7月22日》
横沢たかのりさんが日本共産党岩手県委員会を訪問
参議院岩手選挙区の圧勝を報告
7月22日、参院岩手選挙区(改選数1)で自民党元職に圧勝した野党共闘候補の横沢高徳氏=現、立憲民主党=が、日本共産党県委員会事務所を訪れ、再選の報告とお礼を述べて懇談しました。
立民県連の佐々木順一代表、木戸口英司選対本部長(参院議員)が同行。菅原則勝委員長、菊池幸夫書記長、吉田恭子副委員長と一緒に応対しました。
佐々木氏は「共産党のみなさんからご支援をいただき、圧勝できた。これを契機に野党の連携をさらに進めたい」と強調しました。
菅原氏は、横沢氏が自民党元職に約10万票の差をつけ、衆院岩手2区の7町村を除く26市町村で上回ったと指摘し、「文字通りの圧勝だったと思います」と評価。岩手での10年間にわたる野党共闘の成果を踏まえて、さらに発展させる決意を表明しました。
横沢氏は「共産党のみなさんに県内各地で温かい声援をいただいて、心強かった。1期目の活動を発展させ、野党の信頼関係を守っていく。県民からコメや農林水産業に対する期待を強く感じた」と話しました。
懇談では、参院選での排外主義勢力の躍進についても意見を交わしました。
《2025年7月20日》
参議院岩手選挙区―野党共闘の横沢たかのり候補が圧勝
日本共産党は比例で2議席、選挙区で1議席の計3議席
7月20日投開票の参院選岩手選挙区(改選数1)では野党共闘候補の横沢高徳氏(53)=現=、立憲民主党=が、自民党元職、参政党新人らを破って2期目の当選を果たしました。次点の自民党候補には約10万票差をつけ、衆議院小選挙区別で見ても1〜3区のすべてで勝利しました。
午後8時直後に当選確実のテロップが流れると、事務所に詰めかけた支持者から「もう出た」との歓声と拍手が沸き起こりました。登壇した横沢氏は、支援を受けた政党、労働組合、市民団体に感謝を表明。「みなさんの力で国会に送ってもらってから6年間、物価高、コメや農林水産業、医療福祉、障害者など現場の切実な声を届けてきた。この活動をさらに前進させたい」と決意を述べました。
横沢氏を支持した日本共産党県委員会は勝利へ全力をあげ、参院で自公を少数に追い込むことに貢献しました。
選挙中に石破首相、参政党、れいわ、社民党の各党首が相次いで岩手県入りした中、日本共産党は比例で27494票(得票率4.86%)を獲得。2024年衆院選と比べると5806票(同1.41ポイント)減らしました。県内の市町村では、西和賀町が2022年参院選比で23票(同1.3ポイント)増やしました。
《2025年7月13日》
はたやま和也比例候補が盛岡市内で街頭演説
日本共産党を伸ばして消費税減税を
7月13日、日本共産党の、はたやま和也参院比例候補が盛岡市の2カ所で街頭にたち、「消費税5%減税の財源では論戦に決着がついた。比例で日本共産党を伸ばして、消費税減税を実現させよう」と呼びかけました。
はたやま氏は、最低賃金を時給1500円に引き上げるには、岩手県が全国に先駆けて実施した中小企業への直接支援を国も行う必要があると指摘。「大企業の利益は働く人たちがつくったものだ」と語り、大企業の内部留保に時限的な課税をして賃上げの財源を確保すると強調しました。
演説に足を止めた64歳の男性は「作業所で働いている。物価高は困る」と話しました。参加者から消費税減税の大切さを聞き、比例で党支持を約束しました。
クロステラス前では、青年後援会の皆さんがシールアンケートを行いながら一緒に街頭に立ち、カワトク前では女性後援会の皆さんが合流しプラスターを掲げてアピールしました。
《2025年7月12日》
田村智子委員長を迎えた街頭演説に500人
参院選でも自公を少数に!共産党躍進で政治変えよう
7月12日、盛岡駅前で日本共産党の田村智子委員長を迎えた街頭演説を行い、約500人が参加。はたやま和也比例候補とともに参院選挙での比例5人勝利をなんとしてもと支持・支援を訴えました。
田村氏は、自公少数に追い込むため、市民と野党の共同の発展へ誠実に努力し、東北でも1人区での候補者一本化を実現し、現実に選挙の情勢を大きく変えていると強調。市民と野党の共闘候補の勝利とともに、共産党の躍進で「新しい政治への道をひらこう」と訴えました。
田村氏は、福島原発事故の教訓をくみとらず原発再稼働と新増設に突き進むなど、国民の願いとかけはなれた自民党政治を変えようと訴え。原発にしがみつく自公の補完勢力や、ジェンダー平等を敵視する新興政党が伸びても政治は変わらないと述べ、「自民党と正面から対決し国民の要求にこたえる対案を示し、共同の力で政治を変える日本共産党を比例代表で伸ばしてほしい」と力説しました。
「消費税を5%に減税し廃止をめざす」「財源は大企業と富裕層の応分負担」という共産党の政策を巡って、今では野党すべてが減税を主張し、石破茂首相が党首討論で大企業は負担する力があると認めたことを紹介。「もう論戦の勝負はついた。共産党を伸ばして消費税減税を実現するしかない」と述べると、大きな拍手が湧きました。
社会保障削減大合唱の自民・公明・維新・国民民主を厳しく批判。ジェンダー平等が進むことを妨害する新たな勢力についても糾弾しました。
比例5議席獲得へ「何としてもの決意だ」と述べ「比例は共産党」の訴えを全国のつながりで広げてほしいと呼び掛けました。
はたやま候補は、生産者を守り消費者に安価な米を提供するには「間に国が入るしかない」と指摘。農業予算を1兆円増やす政策を掲げる共産党への支持を訴えました。
田村氏は、横沢たかのり候補(立憲民主党、野党統一)の支持を訴え。達増拓也岩手県知事、立民の小沢一郎衆院議員からメッセージが寄せられました。
街頭演説には、立憲民主党岩手県連の佐々木順一代表(県議会議員)もごあいさつに。田村委員長と握手を交わしました。
街頭演説の一部始終はYouTubeでご視聴いただけます。ぜひご覧ください。→7.12日本共産党街頭演説@盛岡駅前
《2025年7月4日》
外米拡大やめ安定供給を求める意見書を可決
消費税減税を求める請願は賛否同数、議長採決で不採択に
7月4日、6月県議会最終本会議で「米の安定供給体制の確立と農業基盤強化に向けた施策の推進を求める意見書」を全会一致で可決しました。意見書では米価高騰が消費者にとって重い負担になり、国の50年余に及ぶ減反政策によって「耕作放棄地の増加と、生産者の高齢化と担い手不足」が進んでいると指摘。▽政府備蓄米の拡充と米需要の高まりを見越した国内生産量の拡大に取り組む▽拙速なミニマムアクセス米の主食用米への利用拡大や外国産米の輸入拡大を行わない▽生産にかかる経費と小売価格との差額を補填し、生産者に負担軽減策を実施するーなど7項目を要望しています。都道府県議会レベルで外国産米の輸入拡大中止も盛り込んだ米不足解決の意見書を可決したのは、岩手県が初めてです。県議会はこれに先立ち、岩手県消団連、いわて食・農ネットが提出した「米危機打開をはかるために政府が米需給に責任を持ち、外米輸入の拡大をやめることを求める請願」を賛成多数で採択。自民党、公明党は反対していました。
一方、岩手県商工団体連合会、消費税をなくす岩手の会など6団体が提出した「物価高騰から国民生活を守るために消費税減税を求める請願」は記名投票の結果賛否が同数に。議長裁決で不採択となりました。国民・県民の切実な生活実態に背を向ける政党・会派・議員の態度が厳しく問われます。
《2025年7月3日》
参院選公示―比例代表県内第一声
自民少数に追い込み希望ある政治へ
7月3日、歴史的な参議院選挙が公示されました。参院選比例代表の県内第一声を、午後3時から盛岡市浅沼ビル前でおこないました。
菅原則勝参院選本部長は、参院でも自公を少数にし、新しい政治の展望をつくろう、補完勢力にも審判を下し、排外主義を許さないたたかいをおこなおうと参院選挙の歴史的意義を述べ、自民党政治を終わらせる日本共産党の力、市民と野党の共闘の力の「2つの力」で実現しようと訴えました。「比例は日本共産党、選挙区は横沢たかのりと広げに広げよう」と呼びかけました。そして、期日前投票が明日から始まり、毎日が投票日、一刻一刻を大事して奮闘しようと呼びかけました。
労働者後援会会長中野るみ子さん、青年学生後援会会長村山哲文さんが激励のあいさつを行いました。はたやま和也比例候補からのメッセージが読み上げられました。
比例代理弁士としてマイクを握り、参院選の最大の争点になっている物価高騰対策で、大企業と富裕層への不公正な優遇税制をただし、消費税5%への緊急減税、インボイスの廃止、国費の投入で医療・介護の崩壊を食い止める、岩手県が実施している中小企業への直接支援で賃上げの実現をと訴えました。そして、アメリカのトランプ政権の無法が続き、日本に20兆円を超す大軍拡まで要求していることを告発し、憲法9条を生かした平和外交を訴える日本共産党への支援をよびかけました。比例カーは一路南下して「比例は日本共産党」のうねりをつくる先頭に奮闘しています。
第一声の模様はYouTubeでご覧いただけます→日本共産党参議院比例「岩手」第一声
《2025年7月3日》
参院選公示―岩手選挙区
野党共闘・横沢たかのり候補が第一声
7月3日、参議院選挙が公示され、岩手選挙区の野党共闘候補、横沢たかのり氏(53)=立憲民主、現=は、盛岡市の事務所前で再選へ力強く第一声を上げました。
同選挙区では、他に自民党元職、賛政党新人、N党新人も立候補しました。
横沢候補は、通常国会で手話の普及に向けた「手話施策推進法」などを実現させたと報告しました。消費税減税や中小企業支援による賃上げに取り組むと表明。コメ高騰は自民党農政で生産者が激減したのが原因であり、農林水産業の立て直しが必要だと訴えました。
小沢一郎衆院議員は「野党共闘の原点は、(2015年の知事選から共闘してきた)岩手だ。みんなで力を合わせてこそ政権を取れる」と述べました。
立憲民主党県連の佐々木順一代表、日本共産党県委員会の菅原則勝委員長、社民党県連合の木村幸弘代表が紹介され、決意を表明。支持を決めた労働組合の人たちが横断幕を持って駆けつけました。
第一声に先立つ出陣式では達増拓也知事があいさつをしました。
《2025年7月1日》
盛岡大学付属高校で主権者教育のための模擬選挙
日本共産党は第3位の得票
7月1日、参院選公示を前に、盛岡大学付属高校で「3学年主権者教育のための模擬選挙」が行われました。日本共産党の高橋千鶴子前衆院議員ら国政9党の代表が出席し、政策を5分間で演説しました。
演説後、132人が投票し、共産党は3位(得票率15.9%)を獲得。支持の主な理由として「一番現実的な政策だ」「消費税減税と教育無償化がよかった」などがあげられました。
高橋氏は、消費税は廃止をめざして5%の緊急減税をし、財源は大企業と富裕層からの応分の負担で確保すると強調。「学生がバイトと奨学金返済に追われているのは、世界の標準ではありません。学費無償化をめざして、入学金ゼロ、学費も奨学金返済も半額に」と訴え、国会論戦と運動で文科省に私大入学金「二重払い」改善の通知を出させたと紹介しました。
一方、自民、公明両党は消費税減税にふれず、れいわは消費税廃止を赤字国債でやると主張しました。
休憩時間に高橋氏は生徒から「まず5%減税とは現実的だ。財源はどのくらいかかるのか」と質問を受けました。高橋氏が「1%3兆円で見積もるが、一昨年だけで大企業は法人税を11兆円減税された」と答えると、生徒は納得しました。